2016/05/25 (Wed) タナタロウ①/システムクランク・リバイバル
タナタロウ100の出荷が無事に完了しました。
そろそろ店頭に並ぶと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
そしてそして!今回からお取扱店が増えました!

エイト本店 さま
sudioSORA さま
fish! Tackle Shop さま

エイト本店の小山さん、スタジオSORAの越岡さん、fish! Tackle Shopの澤井さんとは、もうずいぶん前からのお付き合いで、ようやくお取り扱いをお願いできることになりました。
ぜひチェックをよろしくお願い致します!

IMG_5296.jpg
タナタロウのパッケージはこんな感じです。
面白い仕組みなので、パッと見どうなっているか惑わされるかも。笑。

さて。
今回のタナタロウがどんなクランクベイトなのか、あまり書いてこなかったように思うので、ここからは製作に至ったバックグラウンドをお話ししたいと思います。
ちょっと遠回りのようですが、まずは2000年代初頭のクランクベイトシーンから話を始めてみましょう。

私がクランクベイトを作り始めたきっかけは、「秘密のクランクベイト」という本の影響があります。
もう古い本なので、知らない方のためにご紹介すると「秘密のクランクベイト」はバサー誌のライターである雨貝健太郎さんが書かれた本です。
アメリカのトーナメントシーンで、どのようにクランクベイトが使われているのかが詳細に記されていて、ワクワクしながら読んだものでした。
調べてみたら初版が2003年。
もう13年も前ですね。

IMG_5301.jpg

当時、この本に刺激を受けてクランクベイトを作り始めた方は少なくないはずです。
ハンドメイドというと、それまではミノーかトップウォーターが王道でしたが、この頃を境に新たにクランクベイトの流れができてきました。
それくらい存在感のある本でした。

その内容は、例えばバグリーやポーをはじめとする質の良いウッドクランクについてだとか。
あるいはローカルシーンで密かに活躍していたマイナーなハンドメイドクランクを詳しく紹介したり。
それらがトーナメントの場でどのように使われていたのか、などなど。

資料としてもとても面白い本で、それまで知られていなかった本場のクランクベイトについて光を当てたのが「秘密のクランクベイト」でした。
その流れから「ウッドクランク」や「フラットサイド」がキーワードとなり、一つのムーブメントとなった2000年代初頭。
各メーカーから、フラットサイドクランクやウッドクランクがリリースされたのが懐かしいですね。

そういう経緯を踏まえて。
彗星のごとく現れたのが、リッククランとラッキークラフト、バスプロショップスがコラボレーションして開発されたRCシリーズでした。

IMG_5299.jpg

後に、スクエアビルと呼ばれるジャンルの元祖です。
私の記憶が正しければ2006年の事でした。
これももう10年近く前ですね(遠い目)。
RCシリーズの凄さは色々ありますが、それまでウッドでしか出せないと思われていたアクションを、プラスチックで実現したということも特にエポックメイキングな点でした。
その後、各社からスクエアビルが山ほどリリースされたのはご存知の通りです。

2000年以降のクランクベイトシーンの流れは、大雑把に言えばこういう感じでした。
「ウッドクランク」「フラットサイド」「スクエアビル」。
こういったキーワードに共通するものがあるとすれば、それはアクションの追求だったように思います。
巻き感、ピッチ、浮力、タイトorワイド、ウォブルorロール。
そういう要素が重視されてクランクベイトが作られる時代であった、と。
シチュエーションに応じて、効果的なクランクベイトが変わるという考えが浸透したのもこの10年だったと思います。

ずいぶん大雑把ですが、クランクベイトの近代史はこんな風に進んできました。
そういう流れを経て、これから先のクランクベイトのトレンドはどこへ行くのか?
私の予想は「システムクランク・リバイバル」です。

さらに昔話が続いて恐縮ですが、2000年代より前のクランクベイトと言えば、システムクランクが全盛の時代でした。
念のために書いておくと、システムクランクとは同じシリーズのクランクベイトの中に、水深別で4つくらいのモデルを作りそれを使い分けるという考え方で作られたクランクベイト群です。
古くはスミスのハスティーが有名ですね。
ラッキークラフトのCBシリーズや、ダイワのTDクランクにもお世話になりました。
もちろん、2000年より前のクランクベイトシーンでもアクションは重要視されていましたが、それ以上に水深別であるという点に重きが置かれていました。

このシステムクランクの水深に対する考え方と、スクエアビルやウッドクランクの流れで鍛え上げられたアクション。
その二つの側面が高次で融合し、再編成されていくんじゃないかと考えています。
と言うか、タナタロウを作っていく過程で自然とそうなっていきました。
次回、六度九分が考える次世代のシステムクランクについて(大風呂敷)。

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