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2006/06/04 (Sun) 夜空に月真っ二つ
禁酒會館ならではの、ハイソな組み合わせ。
DSC297.jpg

ここ最近、木村榮一という人が書いた「スペインの鱒釣り」という本を読んでいます。
その中に毛鉤の歴史について、面白い記述がありました。

とりあえず要約してみると、テンカラの毛鉤が簡潔なデフォルメであるのに対し、フライの毛鉤には徹底的なリアリズムの追求が見て取れるそうです。
ヨーロッパではルネサンス以降、リアリズムが芸術の基本理念として生き続けてきたそうですが、毛鉤が生まれたとされる15世紀は当にルネサンス期で、著者は虫の模倣というスタンスがそれに重なるとしています。 さらにその後のマニエリスムからバロックへという様式の移り変わりと併せて、毛鉤にも同様の変化が見られると記されています。

調べてみるとマニエリスムに関する解釈は割りとルーズな気がしますが、時々の芸術に釣り人も影響を受けていたらしいという事がなんとなく解り、たいへん勉強になりました。 

またテンカラの起源は正確に分っていないようですが、簡素な美という日本的な文化にテンカラの毛鉤が一致するという点も、偶然ではない気がします。

歴史、芸術の移り変わりを体系づけて知らない私にとっては、とっても歯がゆい本なれど、なかなか面白いので機会があればぜひ。


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