2011/07/12 (Tue) 鋼派の記憶 その2
私は釣り大会に参加するのは稀です。
今回、鋼派に参加するといっても、勝つぞ、なんて気合の入った参加ではありません。
あわよくば、くらいは思いますけれど。
と言いつつルアーのアクションが早くなったり、ポーズの時間が気持ち短くなったり、大会の魔物にくすぐられるものですね。

下流に向けて下りながら、川沿いを軽く流していくもノーバイト。
そうそう甘くはありません。
河口水門を出て、右手の岸沿いを丁寧に狙います。
地図で調べたら本新ワンドというところでした。

このあたりから、岸際の水深がかなり浅くなってきたのでマーマーにシフト。
キングマーマーのスローな釣りから、一転して高速ジャークで狙ってみました。
ルアーを目で追えるくらいの水深でジャーク&ストップを繰り返します。
マーマーは浮力が強いので、水面直下でのダートが効果的なんです。
岸沿いをテンポよく打っていくと強烈なバイト!

P6122677.jpg

ファーストフィッシュはキャットフィッシュでした。
生まれて初めて釣りました。いぇい。
ビジュアルからして、日本のナマズとは随分違いますね。

生体反応に気をよくして、引き続きマーマーのジャーキングで岸沿いを撃ちます。
しかしバイトがありません。
ヨシヤマさんも、手を変え品を変え水面を狙っていましたが、あまり芳しくない様子。
どーしたモンですかね。

まぁまぁのんびりやりましょう。
まだ太陽は昇りきらず、朝の空気を残していますが、ちょっと肩の力が抜けてきました。
ゆるゆる船を進めていると、イナッコ(ボラの子)の大群が遠くに見えました。
水面に口を出してパクパク泳ぎ回っています。
10メーター四方ほどのスペースが埋まっていますから、かなりの量です。

この群れを見て、イナッコには大きいバスがついているという話を思い出しました。
ラッキークラフトのSHINGOさんが、2010年のトップ50北浦戦でビッグフィッシュを釣ったのはイナッコパターンだったそうです。
普段は岸から離れて泳いでいるイナッコが、風や波などの影響で岸に寄ることがあります。
そのタイミングでシンゴスクリューをイナッコにキャスト、ジャークして群れを散らし、スーッとゆっくりフォールさせるとバスが下から突き上げてくる釣りだったそうです。

うろ覚えですが、だいたいこんな感じだったはず。
つまり、イナッコが岸に寄るのと、その群れを散らすのが大事なわけですね。
了解。

残念ながらイナッコの群れはブイの周り、つまり沖でたむろしているので、岸に寄ってくる気配がありません。
しょうがないのでひとまず、マーマーの早巻き&ジャークで群れを驚かせます。
ジャッ ジャッ ジャッ。
勢いよく群れは散りましたが、バスの気配はありません。
そうそう上手くは行きませんよね。

あきらめて再び岸沿いを撃ちます。
近くの水門が開いているせいか、緩やかに水が流れていました。
ヨシヤマさんは、その流れを活かしてドリフト気味に岸際のカバーを狙っていました。
私の早い釣りとは対照的です。
ルアーはライフベイトさんの羽モノ。
水面にわずかな波紋が立つくらいの優しいロッドワークで誘われていました。
イラチの私にはとても無理な釣りだなー。

しばらく自分のジャーキングに集中していると、後ろでバシャっと魚の跳ねる音が。
ヨシヤマさんの竿が満月を描いています。
おおおーっ!
慎重にやり取りして上がってきたのは40センチのナイスフィッシュ。
お互いに盛りあがり過ぎて、写真を撮るのをすっかり忘れていたのが悔やまれます。
良い魚でした。
ウキが消しこむような、静かなバイトだったそうです。

なるほど、そういう釣りが効くのですね。
これは間違いなくアトムの出番です。

ヨシヤマさんが水面をゆっくり狙うのに合わせて、私は水面直下~50センチくらいを極めてスローに狙います。
5~10秒のポーズ。たまにヒラヒラッとシェイク。
しかしバイトは続きません。
ぐるっと一周して、再びイナッコの場所まで戻ってきました。

さっきはスピーディーに狙ったので、今度はアトムでスローに狙ってみます。
まずはイナッコの群れがいないところにキャスト。
イナッコは泳ぎ回っているので、いつかルアーに近づくだろうという読みです。
案の定、イナッコがルアーの近くに泳いできました。
あともう少し。
間もなくイナッコの群れがアトムの周りを埋め尽くしました。

その瞬間、軽くワンアクション。
イナッコの群れが、驚いてジャバっと跳ねました。
続けてチョンチョンっとツーアクション。

直後に水面が盛り上がりました。
喰った??
今までイナッコの群れで釣った事がなかったので半信半疑でしたが、ぐりぐりリールを巻くと確かな手ごたえ。
しかもデカイ!

ボートべりまで寄せると、ヨシヤマさんが釣られた魚より一回りは大きい感じです。
まじかよ。
極力やりとりに時間は掛けたくないので、一気に抜き上げる事にしました。
もう一度魚が浮上したタイミングを狙って、ぐっとロッドに重みを乗せました。

ヨシっと思ったその瞬間。
ボートの縁に魚が当たりました。
バシャバシャバシャ。
泳ぎ去る魚。
しばし呆然。
周りのボートから失笑を買う。

「あの一匹さえ獲れていれば」という話はよく聞きますが、こんなに我が身に沁みたのは初めてです。
その後も、なんとか気を取り直して釣り続けました。
しかしバイトはあるものの、うまく乗せられません。
そのまま時間は過ぎゆきタイムアップを迎えました。

それにしても悔しいもんですね。
あの魚は生涯忘れられそうにありません。

comment

まいどです^^
さすが文系アングラー雪之友光!!文章だけでその時の臨場感が伝わりますね^^
表彰式の際のあの悔しそうな顔はオイラも忘れる事はないでしょう。
2011/07/12 14:35 | URL | 相棒鮎瀬 [ 編集 ]

色々とドラマがありました!
アトムのふわ釣りに可能性を感じられた事が何よりの収穫です。
いや、それよりもあの悔しさが何よりの収穫でしょうか(笑
来年こそはイわしたります。
2011/07/12 20:32 | URL | 六度九分 [ 編集 ]

そうして、成長していくんだよ。
俺もDVDのバラシは深い傷になっている。
2011/07/13 00:56 | URL | エドモン [ 編集 ]

大会や撮影でのバラシって堪えますね(苦笑
来年こそは魚を持って帰りたいです。
精進します!
2011/07/13 09:42 | URL | 六度九分 [ 編集 ]

お互いに頑張りましょう!!
2011/07/14 09:00 | URL | M木 [ 編集 ]

アトムのフワ釣りに可能性を見たので、来年までに煮詰めてリベンジします!
頑張りましょう!!
2011/07/14 09:28 | URL | 六度九分 [ 編集 ]









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