2011/05/06 (Fri) 見たことないルアーの作り方
ここのところ体調不良です。
喉の毒素がじんわり全身に広がったようで、図らずもGWはお休みする事になりました。
昨日は、NLWのなべさんとひでさんと釣りにご一緒させていただく予定だったのに。
涙。
おとなしくしていたので、今朝方にはだいぶん回復しました。
西根さんにアトムをご紹介いただきました!
http://beatour.exblog.jp/13496528/
こんなに丁寧に一つ一つの特徴にライトを照らして頂けるなんて、感謝を通り越して恐縮です。
ゴロゴロ本を読んでる場合じゃないです(爆
ご指摘いただいたとおり、アトムは枯れた菱やウィードを拾いづらいルアーです。
これには、立ち気味のスイム姿勢が一役かっています。
スイム姿勢が立ち気味という事は、ルアーの鼻先からラインアイまでが、ボトムに対して垂直に近いという事です。
つまり、垂直のリップのウィードレス効果と似たような機能があるんです。
しかも、リップのような付け根が無いので、つまりウィードが食い込んでしまう場所が一ヶ所少ないので、ルアーのアクションが死に難くなります。
もう一つの秘密は「潜行角度が浅い」点です。
例えば水深1メーターを狙うためのシャロークランクでさえ、水深50センチのボトムに対しては強く当たるケースが少なくありません。
強くボトムに当たると、それだけ底の堆積物を拾ってしまいます。
となるとウェイクベイトやSSRのクランクベイトを使いたくなります。
この手のルアーは潜行角度が浅く、ボトムに触れることはほとんどありません。
しかしご存知の通り、ほぼ全てのウェイクベイトはフローティングです。
これは「巻き続けないと水中に止どまれない」という事を意味します。
ボトムには届いて欲しいけれど、ルアーは浮いて欲しくない。
ある意味、アトムはこのジレンマから生まれました。
潜行角度が浅いアトムは、シャローにおけるボトムタッチが軽いので、ウィードを拾いづらいんです。
こういう風に書くと、いかにも「必要なルアーをイメージ通りに作った」様に見えますよね。
でも話は逆です。
まず使えそうなルアーが出来上がります。
よく飛ぶとか、変な動きをするとか、使える可能性がありそうなルアーの事です。
アトムの場合は「小粒なルアーなのに、浮力が低いのに、めちゃくちゃ強いアクションが出るなぁ」という印象でした
そういう変なルアーが「どういう釣り場の条件に一致するか」を探した結果、「バスがシャローに居るにもかかわらず、アグレッシブではなくルアーを選ぶ状況」で効くことが分かった。
こういう順序でアトムは完成に至りました。
このような作り方をするには理由があります。
特定のバスの状況にあわせてルアーを作るということは「もうすでにその魚のことを知っている」という事です。
できることなら、私は今まで出会えなかった魚に出会いたい。
そのためには「まず」変なルアーを作ってみるしかないんです。
喉の毒素がじんわり全身に広がったようで、図らずもGWはお休みする事になりました。
昨日は、NLWのなべさんとひでさんと釣りにご一緒させていただく予定だったのに。
涙。
おとなしくしていたので、今朝方にはだいぶん回復しました。
西根さんにアトムをご紹介いただきました!
http://beatour.exblog.jp/13496528/
こんなに丁寧に一つ一つの特徴にライトを照らして頂けるなんて、感謝を通り越して恐縮です。
ゴロゴロ本を読んでる場合じゃないです(爆
ご指摘いただいたとおり、アトムは枯れた菱やウィードを拾いづらいルアーです。
これには、立ち気味のスイム姿勢が一役かっています。
スイム姿勢が立ち気味という事は、ルアーの鼻先からラインアイまでが、ボトムに対して垂直に近いという事です。
つまり、垂直のリップのウィードレス効果と似たような機能があるんです。
しかも、リップのような付け根が無いので、つまりウィードが食い込んでしまう場所が一ヶ所少ないので、ルアーのアクションが死に難くなります。
もう一つの秘密は「潜行角度が浅い」点です。
例えば水深1メーターを狙うためのシャロークランクでさえ、水深50センチのボトムに対しては強く当たるケースが少なくありません。
強くボトムに当たると、それだけ底の堆積物を拾ってしまいます。
となるとウェイクベイトやSSRのクランクベイトを使いたくなります。
この手のルアーは潜行角度が浅く、ボトムに触れることはほとんどありません。
しかしご存知の通り、ほぼ全てのウェイクベイトはフローティングです。
これは「巻き続けないと水中に止どまれない」という事を意味します。
ボトムには届いて欲しいけれど、ルアーは浮いて欲しくない。
ある意味、アトムはこのジレンマから生まれました。
潜行角度が浅いアトムは、シャローにおけるボトムタッチが軽いので、ウィードを拾いづらいんです。
こういう風に書くと、いかにも「必要なルアーをイメージ通りに作った」様に見えますよね。
でも話は逆です。
まず使えそうなルアーが出来上がります。
よく飛ぶとか、変な動きをするとか、使える可能性がありそうなルアーの事です。
アトムの場合は「小粒なルアーなのに、浮力が低いのに、めちゃくちゃ強いアクションが出るなぁ」という印象でした
そういう変なルアーが「どういう釣り場の条件に一致するか」を探した結果、「バスがシャローに居るにもかかわらず、アグレッシブではなくルアーを選ぶ状況」で効くことが分かった。
こういう順序でアトムは完成に至りました。
このような作り方をするには理由があります。
特定のバスの状況にあわせてルアーを作るということは「もうすでにその魚のことを知っている」という事です。
できることなら、私は今まで出会えなかった魚に出会いたい。
そのためには「まず」変なルアーを作ってみるしかないんです。
comment
まいどです^^
ATOMの誕生は、オイラにとっても新しいクランキングの方向性を示すクランクベイトとなりました。
今まで狙っていても捕れなかった魚を捕ることが出来るようになったのです!!!^^
魚の欲してるもの知っている・・・けど、攻略できるクランクベイトが無かった・・・・。
行友さん・・・ありがとう!!!!^^
ATOMの誕生は、オイラにとっても新しいクランキングの方向性を示すクランクベイトとなりました。
今まで狙っていても捕れなかった魚を捕ることが出来るようになったのです!!!^^
魚の欲してるもの知っている・・・けど、攻略できるクランクベイトが無かった・・・・。
行友さん・・・ありがとう!!!!^^
2011/05/06 12:49 | URL | 相棒鮎瀬 [ 編集 ]
アトム君はクランクベイトって括りの中に入れたくないくらいのルアーですよねえ。
ほんと、このルアーの為だけに専用ロッドが欲しくなってしまう特殊ジャンルルアーですよ。
東に足が向いた際は姫路の「アトムの館」へ是非お立ち寄り下さい(爆)
ほんと、このルアーの為だけに専用ロッドが欲しくなってしまう特殊ジャンルルアーですよ。
東に足が向いた際は姫路の「アトムの館」へ是非お立ち寄り下さい(爆)
まいどです。
以前のブログの「スピードとレンジ」の件に繋がってて”おおっ~、なるほどー”って感じです!!
それとルアー完成までの流れも、広めの入口から狭ーい出口まで連れてってあげてる感じが、なんかイイですね。でも、すっごい大変そう・・・
体大丈夫ですか??
無理なさらぬよう。
以前のブログの「スピードとレンジ」の件に繋がってて”おおっ~、なるほどー”って感じです!!
それとルアー完成までの流れも、広めの入口から狭ーい出口まで連れてってあげてる感じが、なんかイイですね。でも、すっごい大変そう・・・
体大丈夫ですか??
無理なさらぬよう。
2011/05/07 00:22 | URL | MYGのA [ 編集 ]
>相棒鮎瀬さん
ルアーで釣りが開けるって時、ありますよね~!
アトムがAYSさんの右腕になれたようで感無量です!
ちなみに昨日出来上がった大アトムがヤバいです。
オーバーハングにスパスパ入ります。
>なべさん
5日はホントすみませんでした。
また次回よろしくお願いいたします!!
アトムって色んな使い方ができるので、最近は逆に迷いが出てしまいます(苦笑
アトム館にアトムを納めてもらうために、アトムのアトムカラー塗っちゃいましょうかね~!
>MYGのAさん
基本的にはどんなルアーにも可能性を見てあげたいんです!
ピッチが遅いからダメとか、右にそれるからダメとか、飛ばないからダメとかではなく「それが生きる場」を見つけるアンテナを敏感にしておく感じでしょうか。
自分が知っている事の上に出来上がるルアーには、なんか退屈してしまいます(苦笑
ルアーで釣りが開けるって時、ありますよね~!
アトムがAYSさんの右腕になれたようで感無量です!
ちなみに昨日出来上がった大アトムがヤバいです。
オーバーハングにスパスパ入ります。
>なべさん
5日はホントすみませんでした。
また次回よろしくお願いいたします!!
アトムって色んな使い方ができるので、最近は逆に迷いが出てしまいます(苦笑
アトム館にアトムを納めてもらうために、アトムのアトムカラー塗っちゃいましょうかね~!
>MYGのAさん
基本的にはどんなルアーにも可能性を見てあげたいんです!
ピッチが遅いからダメとか、右にそれるからダメとか、飛ばないからダメとかではなく「それが生きる場」を見つけるアンテナを敏感にしておく感じでしょうか。
自分が知っている事の上に出来上がるルアーには、なんか退屈してしまいます(苦笑
2011/05/07 11:21 | URL | 六度九分 [ 編集 ]
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