2010/11/01 (Mon) ラインの振動が少ないルアー
先の日記でアクションとスピードは一緒だ、なんて書きましたが厳密にはきちんと区別しなくちゃダメなんです。
その辺の話しを書いていたら、頭がこんがらがってしまったので、今日は少し違う角度からラインについての話をしたいと思います。
巷ではクランクベイトで釣れるのは60センチ前半まで、というのが定説だそうです。
その点から考えて、昨年スタッフのフミさんがキングマーマーで釣った67センチは一考に価します。
もちろん、たまたまかもしれません。
しかし偶然の中に眠る普遍を探すのがビルダーの仕事です。
あのビッグフィッシュから1年が過ぎて今思いあたるのは、マーマーのアクションとラインの関係について、です。
以前、あるルアーをテストしている時に、ラインの振動について考えさせられる切っ掛けがありました。
そのルアーはロッドに伝わる「ブルブル」という振動が非常に強く、使っている側としてはルアーの状態が分かりやすい優等生でした。
しかしこのルアーを3投ほどした後で、間をおかずに同じコース・レンジ・スピードでマーマーを通したら一投目で40センチオーバーのバスが釣れた事がありました。
アレはなんだったんだろう。
シェイプもアクションも違うルアーなので、何が効いたのか一概には言えません。
ただシェイプやアクションに加えて、ラインの振動の強さも全く違うルアーだったのは確かな事です。
この一件から私が考えたのは、仮にゲーリーのヤマセンコーがフリーフォールする時にラインを震わせるルアーだったら、という事です。
想像にすぎませんが、あんまり釣れなさそうな気がしませんか?
ジャークベイトでも、ワームでも 「魚を寄せる動き」を出すときはラインを張りますが、「喰わせる段階」ではラインテンションを緩めます。
ラインの存在を消す事が、魚に口を使わせる大きな要素であることは、それがエサ釣りであっても変わりません。
また最近ではルアーのアクションについて「柔らかい動き」と表現することがあります。
この話についても、動きそのものが効いていると言うよりは「柔らかく動く事で、ラインが振動し難い」という可能性が考えられます。
T,Hタックルの濱田さんが、2010.7.6の日記でラインの振動について言及されていました。
http://thamada.exblog.jp/10933428
要約すると、プロップZというクランクベイトは手元へのブルブル感が無いルアーで、そういうルアーにバスの反応が良いケースがあるという内容です(販売モデルは振動があるそうですが、プロップの角度で振動の調整が可能だそうです)。
何より私が喰いついたのは次の一文でした。
ロールよりのアクションにし、タイイングアイ付近にアクションの軸を持ってくることで、ルアー自体はしっかりアクションするのに手元にブルブル感が来ないルアーができます。
そ、それってマーマーだ!
マーマーシリーズに共通しているのはラインの振動が弱い、つまり「ブルブル」というロッドへの振動は小さいにもかかわらず、ボディはワイドなロールアクションで良く動いているという事です。
今回製作したダイヴは「ルアーの状態がわかるギリギリの振動」をより強く意識して作りました。
もちろん、他のマーマーシリーズ同様にワイドなロールアクションは健在です。
大きい魚ほど、ラインに敏感だと感じる今日この頃です。

先日の川崎さんとの釣行で、じつは52センチが釣れました!
へへへ。赤ダイヴです。
今回の赤はちょっとお洒落に仕上げましたので、そのあたりもチェックして頂ければ幸いです。
その辺の話しを書いていたら、頭がこんがらがってしまったので、今日は少し違う角度からラインについての話をしたいと思います。
巷ではクランクベイトで釣れるのは60センチ前半まで、というのが定説だそうです。
その点から考えて、昨年スタッフのフミさんがキングマーマーで釣った67センチは一考に価します。
もちろん、たまたまかもしれません。
しかし偶然の中に眠る普遍を探すのがビルダーの仕事です。
あのビッグフィッシュから1年が過ぎて今思いあたるのは、マーマーのアクションとラインの関係について、です。
以前、あるルアーをテストしている時に、ラインの振動について考えさせられる切っ掛けがありました。
そのルアーはロッドに伝わる「ブルブル」という振動が非常に強く、使っている側としてはルアーの状態が分かりやすい優等生でした。
しかしこのルアーを3投ほどした後で、間をおかずに同じコース・レンジ・スピードでマーマーを通したら一投目で40センチオーバーのバスが釣れた事がありました。
アレはなんだったんだろう。
シェイプもアクションも違うルアーなので、何が効いたのか一概には言えません。
ただシェイプやアクションに加えて、ラインの振動の強さも全く違うルアーだったのは確かな事です。
この一件から私が考えたのは、仮にゲーリーのヤマセンコーがフリーフォールする時にラインを震わせるルアーだったら、という事です。
想像にすぎませんが、あんまり釣れなさそうな気がしませんか?
ジャークベイトでも、ワームでも 「魚を寄せる動き」を出すときはラインを張りますが、「喰わせる段階」ではラインテンションを緩めます。
ラインの存在を消す事が、魚に口を使わせる大きな要素であることは、それがエサ釣りであっても変わりません。
また最近ではルアーのアクションについて「柔らかい動き」と表現することがあります。
この話についても、動きそのものが効いていると言うよりは「柔らかく動く事で、ラインが振動し難い」という可能性が考えられます。
T,Hタックルの濱田さんが、2010.7.6の日記でラインの振動について言及されていました。
http://thamada.exblog.jp/10933428
要約すると、プロップZというクランクベイトは手元へのブルブル感が無いルアーで、そういうルアーにバスの反応が良いケースがあるという内容です(販売モデルは振動があるそうですが、プロップの角度で振動の調整が可能だそうです)。
何より私が喰いついたのは次の一文でした。
ロールよりのアクションにし、タイイングアイ付近にアクションの軸を持ってくることで、ルアー自体はしっかりアクションするのに手元にブルブル感が来ないルアーができます。
そ、それってマーマーだ!
マーマーシリーズに共通しているのはラインの振動が弱い、つまり「ブルブル」というロッドへの振動は小さいにもかかわらず、ボディはワイドなロールアクションで良く動いているという事です。
今回製作したダイヴは「ルアーの状態がわかるギリギリの振動」をより強く意識して作りました。
もちろん、他のマーマーシリーズ同様にワイドなロールアクションは健在です。
大きい魚ほど、ラインに敏感だと感じる今日この頃です。

先日の川崎さんとの釣行で、じつは52センチが釣れました!
へへへ。赤ダイヴです。
今回の赤はちょっとお洒落に仕上げましたので、そのあたりもチェックして頂ければ幸いです。
comment
ダイヴ買いそびれました。次回生産予定はいつごろでしょう?
2010/11/03 15:14 | URL | アベシゲル [ 編集 ]
ご無沙汰しております!
オールスターはお越しになるんでしょうか??
> ダイヴ買いそびれました。次回生産予定はいつごろでしょう?
プロショップオオツカさんに昨日出荷したので、今日には到着していると思います。
自分で言うのは気が引けますが、かなり良い出来なのでぜひ!!
オールスターはお越しになるんでしょうか??
> ダイヴ買いそびれました。次回生産予定はいつごろでしょう?
プロショップオオツカさんに昨日出荷したので、今日には到着していると思います。
自分で言うのは気が引けますが、かなり良い出来なのでぜひ!!
2010/11/03 22:25 | URL | 六度九分 [ 編集 ]
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