2010/10/22 (Fri) キングマーマーとマーマーの使い分けについて
今月は製作に集中していて、やっと釣りに行けたのが13日の水曜日。
地元ユーザーのカワサキさんと高梁川に出船して来ました。

PA132249.jpg

インジャードミンダ、という普通じゃないルアーを持参している時点で只モノじゃありません。
その昔にバリバスが出していた野菜ルアーなどがボックスに詰まっていながら、話を聞くと50アップもバカスカ釣っているという謎の釣り師でした。

朝からキングマーマーで流していくものの、さすがに夏とは違って反応がほぼ皆無。
そりゃそうだな。
朝は寒いし。
岸際にオイカワは見えるから、とりあえずちょい浅め狙いに変更しよう。
そう思ってルアーをマーマーにチェンジしたところ、数投でナイスフィッシュがバイト!
ふほほー!

Image9491.jpg


キングマーマーとマーマーをどう使い分けるのか、この夏はそういう質問メールがたびたびありました。
「サイズを小さくして、アタリが増えるようにという事ですよね」
こういう風に書き添えられることもあります。

こういうメールからは「ルアーのサイズを落とす」=「アタリを増やす」という信憑が未だに根強い事が窺えます。

この等式は、半分はアタリですが半分はハズレです。
「アタリを増やす」とはつまり「小さい魚も狙う」事を意味する訳ですが、バス釣りを初めて十数年も経つと、わざわざ小さい魚を狙う事は稀です。
私だって人並みに大きい魚を釣りたいのですよ。
しかもキングマーマー81mmからマーマー68mmへのサイズダウンくらいでは、シルエットによる劇的なアタリの増加は見込めません、経験上。
ではなぜルアーのサイズを下げたのか。

一つはルアーが泳ぐレンジを浅くしたかったからです。
これは意外に語られることの少ない事実ですが、ルアーは原則的に小さくなればなるほど潜らなくなります。
逆に言えば、大きいルアーほどよく潜ります。
だって想像して下さいよ。
ルアーが小さければ小さいほど、リップを含めたボディの表面積は小さくなります。
つまり水の抵抗を受ける面積が小さい訳ですから、潜ろうとする力が大きいボディと比較して小さくなるのは自明の事です。
ディープクランクのボディが必ずと言っていいほど大きいのは「ルアーの表面積を大きく取らないと潜ってくれない」というのが理由の一つだったりするんです。

私がキングマーマーからマーマーにシフトしたもう一つの理由はスピードを早くしたかったからです。

最近の鈴木美津男さんのコラムでスモールクランクを早巻きするという記事がありました。
なぜスモールクランクを選ぶのかという点について、鈴木さんはあまり詳しく解説されていませんが、皆さんはどう考えますか?
たぶん「小さいシルエットで口を使わせやすくする」というのが普通の答えではないでしょうか。
が、もう一歩踏み込んで考えてみると、物理的にスモールクランクでなければならない理由が浮かんできます。
それは「巻き抵抗」の問題です。
大きいルアー、特に大きいクランクベイトを早く巻くのは、無理とは言いませんが、巻き抵抗が強くてなかなか骨の折れる作業です。
このことから、ファストスピードでのルアー操作、速いスピード域におけるスピードの微調整はスモールクランクに分がある事をご理解いただけると思います。
さらには、ここにラインテンションの問題が一枚噛んでくると思われます。
しかしそれはまた別の話。


先日の高梁川で、私はキングマーマーよりも「レンジを浅く、スピードを速く」したかったので、マーマーに結び変えたという訳です。
決して「シルエットを小さくしてアタリが増えるように」という訳ではありません。


ルアーの大きさが変わる事によって「他に変わったことは何か?」
サイズ違いのルアーを「サイズ」という視点以外から比べてみると、まったく別のルアーだった!という事があったりするんです。
メモっておいて下さい、ぜひ。

comment

大きいルアーをゆっくり引いた時に手に来る巻き取りの重さと、
小さいルアーを早く引いた時に手に来る巻き取りの重さ
この二つが同じなら、同じ量の水をつかんでいる事になるんですよね。
吐き出しは別かもしれないけど。

そうすると、伝えたい強さがあって、引きたい速度があると、それで選ぶルアーが決まったりすると。

僕もそういう事感じるようになりました。
2010/10/23 02:57 | URL | c64 [ 編集 ]

巻きとりの重さが同じであれば、同じ量のエネルギーを費やしていると考えて間違いないと思います。
その微妙な差異で魚の反応が変わるというのは、本当に面白いですよね~!
巻きとりスピードは、人がコントロールしているというよりも、ルアーによってコントロールされていると強く感じる今日この頃です。

そういえば昔、グレイズの那須さんがD-TALKで同じ事を言っていたなぁと思いだしました。
さっそく探してみたんですが見つかりませんでした。。。見つけたらまたリンクを貼っておきます。
2010/10/23 09:01 | URL | 六度九分 [ 編集 ]









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