2010/10/04 (Mon) ダイヴ・作り始めました。
キングマーマー・ダイヴの製作を始めました。

PA012201.jpg

ダイヴで釣った魚はトータルで40匹を超え、なかなかの仕上がりです。
今の私だと、だいたい10匹を釣ったあたりでルアーの癖が見えてきます。
正確に言えば10匹が食いついてきた時点で、でしょうか。
針への掛かり具合やバラシの多寡、魚の大きさやどういう場所で喰いついてきたか。
そういう傾向を見るには10匹くらいの反応が目安になります。

以前読んだ「フライの雑誌」という季刊のフライ雑誌に「どこまでが“釣り”だと思う?」という文章がありました。

とある高名な渓流釣師が「どこまでが“釣り”だと思う?」と筆者に聞きました。
禅問答的な問いだな、と解釈した筆者は少し間を置いてこう答えます。
「魚のクチに針が掛かった瞬間までだね」
すると渓流釣師はおお~!という雄たけびとともに、
「今まで何百人かに同じ質問をしてきたけど初めてだよ“正解”を答えたのは――」
笑顔でそう言いました。

それが唯一正解と言うつもりはないと前置きしつつ、少なくとも「ランディングするまで」と言った当たり前の答えよりは、機微やエスプリに富み、そのための含蓄を感じさせる答えだったんじゃないか、と筆者は振り返ります。

これを読んで私には思い当たる事がありました。
あまり深い考えがあって、と言うわけではなく、去年あたりまでの私は「魚の口に針が掛かった瞬間」で満足こそしないものの、「魚を騙せた」という点で納得するようになっていました。
つまりランディング出来なくても、まいいか、と。

もうバス釣りを始めて15年近くになるので“中だるみ期間”だったのかもしれません。
しかしですね、道具屋としてそれはまずい。
誰と釣りに行ってもそうですが、魚を掛けてから手で掴むまでの時間というのは緊迫感に満ちています。
例外はなし。
魚を手で掴んだ瞬間にだけ、満腔の安堵と破顔一笑が訪れます。
魚をどれだけ手元に寄せても、最後に手で掴めなければこの時間にはありつけません。

その重要さを道具屋として再認してからは、自然と「無事にランディングできるパーセンテージはいかほどか」という点も見据えたモノ作りをするようになりました。

キングマーマー・ダイヴは、その辺りもバッチリです。
バスが再び深場に落ち始めるタイミングでお届けできると思います。

comment

私も去年までの行友さんの感覚なんとな~くわかります。普通の釣り人であれば魚をキャッチできてこそアル程度満足できるものだと思うんですが、ルアー作るようになってからは魚に口を使わせた時点で「釣り人」としての自分よりも「作り手」側の自分が満足してしまうんですよね。この辺はビルダー特有なものなんではないでしょうか?
2010/10/05 12:28 | URL | future [ 編集 ]

気の抜けたあの感じ、何なんでしょうね?(苦笑
今年に入ってユーザーさんと釣りに行く機会が増えた分、自分の感覚が少しずつ変わっている気がします。

ちなみにウチのルアーをテストしてもらっているフミさんは、マザーを投げまくっていたら
「チェイスしてくる魚を見るだけで満足感を憶えるようになった」
と言っていました。
そういう境地もあるのかと吃驚です。
2010/10/06 09:29 | URL | 六度九分 [ 編集 ]

自分はサカナの顎をつかんだ時点で終了かな
2010/10/07 12:29 | URL | Mog [ 編集 ]

基本的にはそうですよね!

陸揚げしたのにバタバタされて逃げられた場合は、一匹にカウントしていいものか悩みます(苦笑
2010/10/08 09:14 | URL | 六度九分 [ 編集 ]









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