2010/08/09 (Mon) ゴミでも拾うか、という気にさせるアイテム
釣り糸を結びなおす時に、必ず5センチくらいの切れ端がでます。
私はアレをどう処分するかでずっと悩んでいました。

と言うのも、5センチ足らずの細長い糸をポケットにしまった場合、家に着く頃にはほぼ80パーセントの確率で無くなっているのです。
じゃあと思って、朝食を買ったコンビニのレジ袋に入れたりもしました。
でも釣り糸というのはハリがあるので、ピョンとどこかに飛んでいってしまい易いものなんです。
だから口が開いた袋のようなものは全般的にNGでした。

そもそも5センチの釣り糸に、そこまで気を掛ける必要があるのか。
あるんです。
確かにそういう目に映らないもの、ゴミとして認識され難いもの、実害の少ないものに対して人は寛容ですが、こちとら無くなると知っていながら見過ごすのはたいへん気持ちが悪い訳です。

以前テレビで、津波についての番組をやっていた事がありました。
ある町で津波の避難勧告が出たときに、それに従って「避難した人」は別に大した被害が出ていなくても、「避難した」という実感にスッキリした気持ちで家に帰ったそうです。
「大した被害が出ていないから、避難なんてしなければよかった」と文句を言う人はほとんど居ませんでした。
逆に「避難しなくてはと思いつつ、(面倒くさかったりで)逃げなかった人」は、何かズルイ事をしたようなモヤモヤした気持ちを抱えていたそうです。

たいして悪くないけれど、心に引っかかる事。
釣り糸の切れはしには、人をモヤモヤさせる作用があります。

ラインを収納しやすくて、家まで確実に持ち帰られる容れものってなんだ?
色々試してたどり着いたのはコレでした。

P1121304.jpg

文房具売り場にあるペンケースです。
スライドさせるだけで開閉ができると言うのがキモなんですよ。

糸がこのケースから縦横無尽に飛び出ている状態でも…
P8092009.jpg

蓋をスライドさせる事でラインを端っこに集め、それを指で押し込めばスマートにラインを収納できます。
P8092010.jpg

いくつか試しましたが、今はケースの底に幅がある「マチ付きタイプ」に落ち着きました。
これだと、多少ボリュームのあるゴミを拾った時でも問題ありません。
防水なので水気があるワームやラインでも気軽に持ち帰れます。

こうして水辺のゴミを拾うようになってハタと気付きました。
私は釣り場のゴミを拾おうと思ってこのケースを導入したわけではありません。
ゴミを入れ易いケースが手元にあるので、「じゃあ足元に落ちている糸でも拾いましょうか」という気分になっただけです。

私はたまたま「ゴミは捨てたらいかん」という教育の元に育ったので、ゴミを捨てる事はありませんでしたが、わざわざ拾うのも稀でした。
だって釣りしたいし。
「なんでわざわざ他人が出したゴミを拾わにゃならんの?」という気持ちが無いではないですし。
でも釣りをしている限り「根掛かり」とは切っても切れない縁な訳で、今まで水の中に残したルアーのことを考えると寒気がします。
吹っ飛んでいったワームのことを考えるとブルーになります。

「釣り」と「ゴミ拾い」のメンタリティには深い溝があります。
目の前を泳ぐ50センチオーバーの魚を追いながら、足元に見つけたゴミを拾うというのは経験的にまず無理です。
でも、その50センチオーバーが泳ぎ去って息が抜けた時に「あ、ゴミ」とゴミの存在を思い出す機会が「ゴミを容れやすいモノ」を携帯することで増えたのは確かです。

拾いやすい環境を整えることで、つまり小さなペンケースを持ち歩く事で、マメにゴミを拾うようになるなら、釣り人のかすかな疚しさを救うならこれは一石二鳥じゃないか。

このペンケース、100均で買えますのでぜひ一度お試しを。

comment

なんとゆうか、目からウロコとゆうか
目から茶柱の気分でございます。
私はタックルボックスに蓋付きのスチール缶に
磁石をしこませて、廃棄フックをいれ、
ついでに切ったラインを入れたりしております。

ペンケース、なるほどと感心させられました。

ゴミを出すのはNG。
明日の事を考えれば今日の自分の行動が
返事のない「自然」から聞こえて来るような気が
いたしました。
2010/08/09 21:05 | URL | 大郷寺かぴばら [ 編集 ]

目から茶柱とは光栄の至りです!
どんな方法をとるにせよ、手近に「ゴミ箱」があるというのが大事ですよね。

ごみを捨てる人に「捨てるな」と言ってもあまり効果が無いので、まずは自分が足元のごみを拾う事が大事だなぁとつくづく思います。
奇麗な場所で釣りがしたいですよね~!

ちなみにミゾゴイ調査のアベさんが新たな活動を始められたそうです↓
http://positiveimpact1.web.officelive.com/default.aspx
2010/08/10 08:57 | URL | 六度九分 [ 編集 ]

まいどです^^
小さなことでも大事なことです。
釣り糸の放置は鳥が絡まってしまったり、人が転んだり・・・。
実際、子供がラインか絡まって転び怪我をしてしまった小さな野池は水が抜かれ釣り禁止に・・・。
小鳥がラインに絡まってもがいてるのを実際救出しています。
捨ててる本人は全く意識無し(怒)
ゴミ問題はもっと発言力のあるトッププロの人達や企業が訴えかけるべき!!!
オイラも微力ながら釣り人の出したゴミは拾うようにしてます。
捨てライン収集パック!!!
来福の際も持ってましたネェ~~~~^^
早く一緒に釣りしましょう^^
2010/08/10 13:49 | URL | 相棒鮎瀬 [ 編集 ]

チームトーホクの皆さんとは少しの時間しか一緒に釣りをした事がありませんが、なぜか申し合わせたように、皆さん揃って拾ったゴミを手に持っていた記憶があります(笑
ゴミ拾いのイベントも素晴らしいと思いますが、日常的に拾えるというのは大人だなぁとその時思いました。

このあいだ、日銀の前で信号待ちをしていたら急にしゃがみ込んだお姉さんがいました。
どうしたんだろう?と思ったて見ていたら、ゴミを拾ってそのまま何事もなかったように立ち去って行ったんです。

正直、胸キュンしました。
こういう人でありたい、とも思いました。
2010/08/10 20:25 | URL | 六度九分 [ 編集 ]









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