という事で、今年の釣りで印象に残った魚を3匹選んでみました。
年明け一匹目が出ました!
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年1月12日
風に釣らせてもらった魚でした。 pic.twitter.com/0sYbMezVSB
この魚は2017年の初バスでした。
現在鋭意テスト中の通称「冬ルアーくん」での最初の一匹だった事もあって、「やっぱりこれで釣れるのか!」と興奮したのを覚えています。
2018年の目標はこのルアーをリリースする事です。
きっと発売された暁には「全てはこの一匹から始まった」的なくさい事を言いますよユキトモは。
ヨコヅナでころんころんの魚が出ました~! pic.twitter.com/DBnO1ebmC5
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年4月5日
2017年のプリスポーンで思い出すのはこのバスです。
この魚、沖のフラットを狙っていた時にピックアップ寸前で釣れたんです。
気を抜きかけたタイミングで、ドンっ!ときたのでけっこうアワアワした記憶があります。
重かったなぁ。
太かったなぁ。
今日はバズボンdayでした!
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年10月13日
58センチを頭に10B7F!! pic.twitter.com/GA3rnUi5YH
パターンにハメた!という快心の釣りができたこの日。
梅雨時期だとトップで釣れ続くことはありますが、秋もやっぱりあるんだなぁと思い知らされた釣行でした。
なのでこの一匹というよりは、この釣行が印象に残った感じです。
バズボンは初回リリースが9月末だったこともあって、みなさんに使い込んで頂くにはちょっと時期外れでした。
そこは本当にすみません。
来年はバズボンの布教活動も頑張ります。
振り返ってみると、今年は釣り場が近くなったおかげでたくさんの魚が相手をしてくれました。
その中でもガツンと記憶に残る魚というのは、初めて釣れた一匹であることがほとんどです。
ルアーでも場所でも釣り方でも、何かしら自分にとって新鮮であればいつでも脳内リピートできちゃいますよね。
はたして2018年はどんな魚に出会えるんでしょうか。
わくわく。
クリームギルは割と地味めなカラーですが、反射させるとこんな感じ。クラッシュパールを使ってちょっと生き物感を出してます。あと画像だと分かり辛いんですが、背中からショルダーのグリーンにピンクパールを重ねてます。良いんだなこれが。この辺はもはやただの好みですが。 pic.twitter.com/Y6Gh5sKqrv
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年12月26日
自分で言うのはアレですが、パールの使い方がここ1,2年でちょっと上手くなったと自負しています。
パール粉というのは基本的には透ける物です。
乱暴な言い方をすれば、クリア系の塗料に近いんです。
でもクリア系塗料と違って光を反射する。
そのことを意識するようになってから、パールの重ね方がちょっと変わってきました。
ユキトモは未だにメガバスの塗装には特別感があると思っていますが、一つはパールの使い方が上手い気がするんですよね。
深みがあると言いますか。
パール粉自体が違うってのもあるのかな。
スタンダードなホワイトパール一つとっても、実際に塗ってみると光り方が全然違うんですよ。
バズボンで鱗を作ってみて良く分かりましたが、鱗模様が浮き出るパールと鱗模様が沈むパールってのがあるんですよねぇ。
こういうのを読んで勉強もしてみますが、結局は塗ってみないとそれぞれの特徴はつかめません。

カラーは画像の3色になります。
カラー名は上からゴールドラッシュ、クリームギル、ハイレッド。
初回の3色とあわせて、とりあえず当初考えていたベースカラーは揃いました。
白、黒、クリーム、金、銀、蛍光。
発売は来年の1月中頃を予定しています。
年末年始でアクション動画も撮ってこようと思っていますので、お楽しみに。
どうぞよろしくお願いいたします!
普段の月末とそんなに変わらないとはいえ、やっぱりソワソワしちゃいますね。
けっこう攻めた赤色になりました。
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年12月23日
工房で一人盛り上がって欲しいカラーを塗ったはいいが、はたして需要があるのか我に返るパターン。まいいか。 pic.twitter.com/mobUXxXDvW
バズボンの残り2色がなかなか定まらず足掻いております。
でも今日でほぼほぼ決定。
この赤の名前はハイレッドにしようかな。
蛍光レッド全開のカラーです。
ちなみに今回のレッドは、リッター1万ウン千円の塗料を導入しました。
まあまあ高級です。
と言いつつ、ミスターカラーなんかもリッターに換算すると1万5千円くらいになるんですけどね。
要するに、ビルダーの気分的にワンパンチで1万円を越えてくる塗料は気合入ってんぜ、という話です。
耐候性が高いらしいんですよ。
ルアーが良くなるなら試したくなっちゃうじゃないですか。
ビルダーだもの。
ちなみに残りもう一色はクリーム系のギルを塗りました。
画像はまた後日。
タメになりますので、ぜひご一読ください。
千葉県にある雄蛇ヶ池は年々バスの個体数が減っているそうです。
かつ日常的にプレッシャーも掛かっているようなので、難易度が高いフィールドでの使い方としても参考になると思います。
つかじーさんは過去にも横綱についてインプレを書いて下さっていますが、読み返してみると年を追うごとに使い方が進化されているように感じます。
以下の二つの記事も、参考になると思いますので熟読をオススメします。
西の横綱マスターであるフミさんにも、いつか記事を書いて頂きたいですね~!
今日はフックやら金属パーツやらの下準備。
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年12月18日
このバズブレード、曲げるための型がどうしても期間内に仕上がらず、最終的にユキトモが一個一個手曲げしてます。と言っても大体は曲げてもらっているので、微調整程度ですが。でもその微妙な曲がりがバカにできないのです。ペラも奥が深い。 pic.twitter.com/wUJG9On1JZ
そうなんです。
馬鹿みたいな話ですが、このバズブレードは曲げ型がどうにも間に合わず、工場から届いたものに微妙に手を加えています。
曲げ型がバシッと決まってくれれば良かったんですが、難しいものですね。
音と回転レスポンスのバランスがここで決まってくるので、苦肉の策で手曲げしてます。
ペラは、本当にちょっといじるだけでずいぶん変わりますよ。
バズベイトのペラって、ほとんどがパテントペラと同じ角度に曲げてありますが、あれはやっぱりあそこに落ち着いちゃうんですよね。
あのペラはかなり回転ピッチを落として、水が抜けやすいように作ってあります。
それ故に、バズベイト特有のポコポコ音を高速域で発生させやすい。
ピッチが速すぎると、低い音を作りにくいんです。
反対にバズボンのペラは、中低速域で効果を発揮しやすいようにセッティングしてあります。
フローティングで止められるルアー故の選択です。
とりあえずラインの沈下速度を遅くしないと話が進まないな、という所まで来たのでお初のラインを買ってみました。

シマノさんのBB-X ハイパーリペルα ナイロン フロート。
いわゆる中空構造のナイロンです。
PEラインという選択肢もあったんですが、この時期は風やら雪やらでキャスト環境が不安定なので、一先ずトラブルレスなナイロンを選んでみました。
しばらくこのラインで釣ってみます。
そもそも中層を釣るという事は、魚をルアーまで浮かせないといけない訳ですが、水温が下がれば下がるほど魚は浮いてき辛くなります。
冬のメタルバイブの釣果が安定しているのは、きっちりボトムを取れるからというのが大前提ですよね。
んなこた分かっている訳ですが、別の可能性を探したいじゃないですか。
これなら魚を浮かせられるかも、という方法を思いついたのでルアーも削り始めました。
仕事が詰まっていてヘロヘロになってきたので、ガス抜きにビッグベイトを削りました。ちょっと試したい事がありまして^ ^ pic.twitter.com/RyM5V0otzn
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年12月16日
まぁこういうのはほとんどが空振りに終わるんですけどね。
空振りしたっていいじゃない、釣り人だもの。
きっといつか何かに当たるさ。
もうダントツ。
スイムジグやクランクなど横の釣りでの釣果も見掛けはしますが、メタルバイブ無双な感は否めません。
冬の釣りって他に何があったっけ?と考えていたら、2015年のバスマスタークラシックの事を思い出しました。
ケーシー・アシュリーがフィッシュヘッドスピン(ジグヘッドにブレードが付いたやつ)で勝った時の試合です。
この時は確か、スロープが凍結するとかでスタートが遅れたはず。
調べてみたら2月20日~22日の開催でした。
場所はレイクハートウェル。
どんな使い方をしていたんだろう?と改めて動画を探したらありました。
見て頂いたら分かりますが、かなりスローなただ巻きです。
たまに軽くあおったりもしていますが、基本的には巻いて釣っています。
こっちのオフィシャルの動画にも映ってますね。
使っているベイトがズームのスーパーフルークjrらしいので、そんなにシルエットが小さい訳ではなさそうです。
ブレードも割と大きそうですし。
こういうのも冬に効くのか。
ふむふむ。
動画をざっと見ましたが、この時は誰もメタルバイブを投げている感じはないですね。
日本ではすっかり冬の定番となったメタルバイブ、アメリカではどうなんでしょう。
気になるところです。
昨シーズンは年が明けてから積もったので、やっぱり今年は冬が早いようです。
気になって水温も調べてみました。
2016年の12月14日が12.4℃。
そこからちょうど一年後の今日が10.5℃。
その差、約2℃。
そりゃ寒い訳だ。

毎年この時期を迎えたら、足元はこちらのソレル・カリブーを履いています。
確か2011年頃に買ったので、もう5年はお世話になっています。
これは本当に暖かくて素晴らしいブーツですよ。
寒がりのユキトモでも全く冷えないのはもちろん、防水仕様な点もエクセレント。
何の不満もありません。
カリブーのお陰で、冬に釣りへ行く心理的ハードルが明らかに下がりましたもん。
値段は安くはありませんが、バカみたいに高い訳でもありません。
ロッド一本を我慢して試してみる価値はあると思います。
おすすめ!
ちなみに足元はこれで固まっているのですが、手元はまだ定まってないんですよね。
手袋問題は奥が深いですよ。
まずなかなかピッタリくるサイズが無い。
指の長さがフィットしないと、タックルの操作性が悪くなるので合う奴を探してますが意外と見つかりません。
これピッタリだ!というサイズを見つけても、今度は厚みが合わなかったり。
それとネオプレーンの手袋は消耗が早いので、場合によってはワンシーズンで買い替えになるのも辛いところです。
何かいいの無いかなぁ。

とりあえず一回流してみたところ、特に大きな問題は無し。
次のステップでは、フロントフックアイのところを削り出して、アイと一体型のウェイトを作ります。
で、そのウェイトマスターを型取りするためのシリコンを、片面流すところまでが明日の目標。
いけるかな。
いかねばな。
バズボン製作の方も佳境に入ってきました。
ブランクの成型がまだすべて終わっていないので、ここ数日はその作業の繰り返しでした。
まだしばらく続きます。
それを磨いて、あと2色塗って、パーツを付けて、パッケージングして。。
うーん、ちょっと年内出荷が厳しくなってきました。
いずれてにしても、毎日できることをコツコツ進めていくだけですね。
明日も頑張ろう。うす。
レベルワインダー、凍り始めました。 pic.twitter.com/1ehgN7prkF
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年12月11日
いよいよ本格的な冬になってきましたね。
今日の朝テスト、気温は0℃。
青空をバックにはらはらと雪が舞っていて、言葉を失う美しさでしたよ。
釣果は聞かないで。
さて。
少し前に旧友のフカイくんがこんな事を言っていました。
「あるルアーで釣ったとしたら、それはもう一匹釣ったから、次は違うルアーで釣りたいんだよね」
だいたいこんな感じのニュアンスだったと思います。
釣り場なんかにしても似た感覚らしく「ここでは釣れたから、次はまだ釣っていないあのダムへ行こう」という気分になるらしいんです。
クリアしていくと言うか、クエストしていく事が楽しい、と。
今のユキトモには全く無い感覚だったので、ほへーと思いながらこの話を聞きました。
確かにルアーって山ほど種類があるので、その一つ一つで魚を釣りたいと思うのは自然なのかもしれません。
記憶をたどれば、かつてのユキトモもそうだったような気もしますし。
魚のコンディションに合わせて、その時々にあったルアーを見つけていく、という楽しさが当たり前だと思って釣りをしている人間としては、かなり新鮮な発言でした。
でもよく考えたら、これってベテランになってようやく分かってくる楽しみですよね、たぶん。
自然を読む、なんてハードルが高いでしょう。
みんな、釣りのどこを楽しんでいるんでしょう?
案外、フカイくんみたいな楽しみ方をしている釣り人がマジョリティなのかな。
あるいはフカイくんが単なる変人、という可能性も捨てきれませんが。
彼は昔から人と違う視点をもっていて面白い奴でした。
こんな話もしてくれたんですよ。
「俺は別に釣りが上手くなりたい訳じゃないんだよね。釣りってそういうもんじゃないでしょ。」
これも滋味深い言葉だったな。
「日曜日、時間があったら浮きませんか?」
甘い誘惑にかなり心が揺れたものの、すんでのところで踏みとどまりました。
流石に年末で仕事がキツキツなので、急な釣りに時間は割けませぬ。
涙。
今の琵琶湖の感じだったら、あそこであれを試したいなぁ、、、などと臍を噛みつつ仕事をしていたら、夕方になって再びクランカー木村兄さんからTEL。
「今日、乗ってくれたお客さんが横綱を使ってましたよ!あとプロトのクランクを投げてもらったらんですが、かなり気に入られたみたいです!」
嬉しい電話でした。
こういうのは元気が出ますね。
深謝。
件のプロトクランクは、クランカー木村兄さんが投げ込んでくれているやつです。
木村さんの影響で、使ってみたいという声が色々なところから聞こえてくるようになりました。
有難い話です。
ただこのルアーのシリコンモールドは、ボディシェイプだけをコピーするために作った超初期型なので、テスト品を幾つか作るにしても手間が掛かり過ぎるんです。
じゃあそれらを解決させたシリコンモールドを新たに作れば良いって話なんですが、どうにもその時間が捻出できず今日までズルズルと。
いや違うな。
嘘です。
やります。
ごめんなさい。
時間が無いってのは言い訳ですね。
時間は作り出すもの、って言ったのはチャールズ・バクストンでしたっけ。
よーし、明日のノルマに新モールド作りを追加じゃ!


内山さんの「バンク・ビート・フロッギン」です。
つり人社から出てるやつですね。
ユキトモは今のところフロッグを使う釣りはしていません。
ただ、トップウォータープラグと狙っている魚が重なる部分もあるでしょうし、シャローカバーをどういう風に攻めているのか、興味深く拝見しました。
フロッグの使い分けの話や、スナッグレス性能を活かした霞水系オカッパリでの使いどころなど色々と新鮮でした。
中でも個人的に最も面白かったのは、フロッグでのミスバイトを防ぐコツについてでした。
内山さん曰く、フロッグは
「不規則に動かすとミスバイトが増える」
「一定のリズムでアクションを付けた方が、フックアップ率が高い」
「アクションの遅速は問わないけれど、同じテンポで動かすことが大事」
といった内容の事を話されていました。
アクションが一定の方がフックアップ率が高いというのは、ユキトモの経験的にもその通りだと思います。
今年はバズボンを散々投げましたが、一番フックアップ率が高いのは実はただ巻きで使っている時だったんですよね。
反対に、首振りやポーズを織り交ぜながら釣っていると、動かした瞬間にバイトしてしまったりして、ミスしてしまうケースが間々ありました。
ランダムにアクションをつけていると、フッキングのタイミングやモーションがその都度変わってしまいがちです。
その事もミスの要因だろうと思います。
ただ、アクションを変えたりポーズを織り交ぜるからこそバイトが生まれるのも事実。
フックが剥き出しのトップウォータープラグは、フロッグに比べれば掛かりは良いはずなので、その辺りは強みですよね。
「ここでバイトが出るよ」というタイミングを自分から作れるようになれば、ミスを減らせるのかもしれません。
その辺りは要修行ですな。
ここのところ場所を変えてもバイトが無いので、今朝はちょっと釣り方を変えてみました。
普段、冬ルアーくんで釣る時は、スローなただ巻きで釣る事が多いんですが、それはデッドスローというほどゆっくりではありません。
なので、さらに2段階ほどスピードを落として、人体の限界くらいまでスローに巻く釣りを試してみました。
よくよく振り返ってみると、中層でデッドスローの釣りを真面目にやるのって初めてです。
実際にやってみて気付いたことが一つありました。
それは、ラインがいかに重たいか、です。
この釣りでは20lbのナイロンを使っていますが、30メーターくらいキャストしてデッドスローで巻いていると、3メーターのボトムには平気でタッチしてしまいます。
ルアーは、ジャストサスペンドより気持ち重めくらいのデッドスローシンキング。
巻けば浮くぐらいのセッティングなので、沈んでいくラインに引っ張られていると考えるのが妥当でしょう。
本当に中層をスローに引くなら、ルアーをフローティングにしないとダメですね。
もしくは沈まないPEラインを使って泳層をコントロールするか。
いずれにしてもトータルのセッティングがシビアになりますし、風が吹いたら成立しませんよねきっと。
言っておきますが、今朝この釣り方で釣れた訳ではありません。
でも怪しいバイトは一発あったんですよ。
鯉がラインに触っただけな感じでしたが、真相は闇の中。
普段は出ない感じの反応だっただけに、可能性は感じます。
もうちょっと試してみようかな。
今日はここまで。
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年12月8日
なかなか良い塩梅のゴールドになってきました。
あとはドットを入れて、目を入れて、トップコート。
明日には完了させねば。 pic.twitter.com/MRccvDTsTa
バズボンはここまで進みました。
今日から塗装がスタート。
— 行友光 (@rokudokubu) 2017年12月6日
のっけから思うように捗らず、ベースシルバーを吹いたところでタイムアップ。
今日も一日お疲れ様でした。 pic.twitter.com/H13YJ3QfpZ
バズボン製作に励んでおります。
本格的な冬へ季節が進んで行くなか、トップウォータープラグをこさえていると何だか夏が恋しいですね。
と言いつつ、冬の釣りも大好きです。
それぞれのシーズンにそれぞれの釣りがあり、その釣りはその時にしかできない。
その時間はあまりに短く、魚は待ってくれない。
ホント「時間よ止まれ」ですよ。
という訳で今朝も朝テストに行ってきました。
相変わらずバイトが遠いけれど、それだって今しか得られない情報なんだよな。
ルアー道は続くよどこまでも。
快晴ベタ凪ぎ予報だったので、色々試すにはうってつけ。
前回の出船ではプロトの冬ルアーでキャッチしていたので、今回はその先の展開を練るべく準備しました。
数は出なくても一匹二匹は釣れるでしょ。
魚、なんとなく見えてるし。
正直、余裕な気分でスタートしましたが、投げども投げどもバイトがありません。
10時を回り、お昼を過ぎ、気付いたら15時、そのまま16時半のストップフィッシングを迎える事となってしまいました。
ノーバートノーフィッシュ。
完全試合。
そりゃそういう日もあるでしょう、という話ですがけっこう堪えました。
ぐすん。
今回は基本的にプロト冬ルアー(いい加減何か名前を付けてやらねば)をずっと投げてきました。
ルアーを固定して、エリアを新規開拓しながら広く探る展開です。
予報通りの快晴ベタ凪ぎだったので、水中の様子を目視しながら釣りができたのが収穫でした。
水深4メーターのボトムも場所によっては丸見えで、良いサイズのバスの姿がちらほら。
5回ほどサイト出来たので、エリア的には外していなかったはずですが、釣り方が違いましたね。
それと、面白かったのが残りウィードの生え方です。
この時期になると、ウィードの有無や状態の差がハッキリ出ます。
夏だとどこでもモサモサになるので、逆にこの時期の方がエリアの特徴をとらえるには向いているかもしれません。
エレキで流しながら、魚探と目探でボトムをチェックすると、背の高いウィードが残っている場所がところどころにありました。
で、そういう場所で目を凝らすとバスの影が見えるんです。
ウィードが減ってきたぶん、上質なウィードが残っているところがキーになるんでしょう。
じゃあそういうウィードはどこに生えるのか。
決してランダムではありません。
たぶんですが、条件は湧水。
じゃあ湧水はどういう所に発生しやすいのか。
そうやって逆算して探していけば、そんなに難しくはないはずです。

最後におまけ。
この日、最もゴージャスだった画像がこちらです。
こういう時のために、せめてメタルジグとかビッグスプーンとかを積んでおくべきですね。
(ウェブショップは続けられるそうです)
もうずいぶん昔の話になりますが、六度九分のルアーを最初に取り扱ってくれたのがOPA!さんでした。
13年前かな。
それだけに色々と思うところがあります。
バクシンルアーデザインズの藤本さんも、この事に触れられていましたね。
OPA!のボスである小林さんは、2000年代初頭にバサー誌に連載を持たれていました。
「魂の釣り道具」という連載です。
覚えていらっしゃる方も少なくないと思います。
今思えば、小林さんの変態ぶりは(良い意味で!)この連載に現れていました。
連載の中身そのものも確かに面白かったんです。
まだマイナーなハンドメイドブランドを紹介されていたり、私の記憶が確かなら、ケイテックさんなどのメジャーメーカーも小林さん独自の視点で取り上げられていました。
ただ私が小林さんを変態と称したいのは、記事の部分だけではありません。
ここを読んでいるのは大人ばかりだと思うので、こういう事を多少書いても良いと思うのですが、あの連載は原稿料を貰っていたとはいえ、OPA!さんが広告料を支払って、さらに、自ら取材して原稿を書き、そこで取り上げるのがマイナーなメーカー中心。
もちろん小林さんの商売的な思惑もあったでしょう。
でも釣具店がこういう事を、ましてやマイナーなメーカーを進んで宣伝していくという事はかなり珍しいスタイルだったはずです。
結果的に、あの連載を通じて、まだ知らなかった釣り道具を知ったという方は少なくないと思います。
私自身も含めて。
もちろん紹介されるメーカー側の六度九分にとっても有難いことでした。
こうして振り返ってみると、一貫して小林さんがやられてきたことは価値の創造だったのだなと思います。
大人気のH-1グランプリをはじめとして、今ではルアーの種類を限定した大会が少なくありませんが、そのルーツの一つにはOPA!さんが主催されたクランクベイト限定の大会がありました。
小林さんは常に実験的なので、上手く行った事もあれば上手くいかなかったことも山ほどあるのだろうと想像します。
既存の価値に乗っかるのではなく、新しい何かを見つけに行く。
たまーに電話で長話をしますが、相変わらず考えていることがザ☆奇抜ですよ。
そんなOPA!さんが、実店舗での営業を終了されるとの報。
寂しさはあります。
でも小林さんの事ですから、きっとまた何か面白いことを我々に見せてくれるはずです。
小林さん、ひとまずお疲れ様でした!
ゲイプ幅が広め、かつフックポイントの間隔も広めにとってあるタイプですね。

手始めに出番の多そうな#1と#1/0を買ってみました。
この2サイズを実際に比較してみると、シャンクの長さを変えてあるくらいで、その他の点はパッと見ではあまり差がありません。
ピアスダブルの商品ページに、サイズの比較写真があります。
これを見ると、ピアスダブルは等間隔でサイズを変えている訳ではないことが分かります。
どういう狙いがあるんでしょうか。
気になります。
形状的には、がまかつさんのダブル21に近い印象でした。
テスト中の冬ルアーでは、トレブルフックとダブルフックを交互に試していますが、オカッパリで使う時にはダブルフック仕様が欲しくなる場合があるんです。
スリ抜けの違いは歴然。
ただ、ダブルフックの方がスリ抜けが良いのは確かなのですが、それ故にちょっと際どいコースにも通しちゃったりするんです。
で、最終的に根掛かる、と。
トレブルなら投げない場所にも、気付いたら少し強気になって攻めてしまうんです。
どんなルアーでもそうですよね。
根掛かり回避能力が高かろうが低かろうが、アングラーはその回避能力のギリギリのラインで釣りをしてしまいます。
だから最終的に根掛かるんですよね。
ディスイズ根掛かりのカルマ。
とは言え、ダブルフックの回避能力はやっぱり魅力的です。
あとはフッキング率との兼ね合いですね。
ピアスダブルに期待。

釣り方はいつもと同じ。
ウィードのちょい上を、冬ルアーでゆっくりめに巻いてくる感じです。
この一匹からは、ウェイトバランスの方向性を考えるいい切っ掛けをもらいました。
この魚を釣る前に、もう一回り重たい魚を掛けたんですが、そちらは3秒ほどでスッポ抜けてしまいました。
似たような外れ方が、もうこれで3度目です。
最初はフックの問題かと思ってましたがどうも違いますね、これは。
ダブルフック → ST46の♯4 → ST46の♯3の順に試して、全部同じように抜けたので、恐らくは針先が口に立っていないんだろうと思います。
けっこう遠投した先で掛けているのもありますし。
こうなってくると、次は何を変えるか考えねばなりません。
ラインがナイロンの20lb、ロッドがライトワイヤー、リールがアンタレスDCの組み合わせで釣っていますが、ここはあまり触りたくないんです。
全体的に柔らかめなので、テンションが掛かりにくいのは百も承知。
でも今やっている釣りには総合的にしっくり来てるんです。
となると残る選択肢はアワセの部分。
次回は、いつもより意識的に強くアワセを決めてやるようにするつもりです。
どうしてもアタリが少ないので、反射的にロッドでアワセちゃうんですよ。
テンションが一番かかるのは、巻きアワセ。
しっかり頭に叩き込んで次のチャンスを待ちます。