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2015/06/16 (Tue) 鋼派2015
毎年恒例の鋼派@新利根川(ハードベイトオンリーの釣り大会)に参加してきました。
江戸物の石名さんが主催されていて、今年で8回目を数えます。
私にとっては年に一度の釣り大会。
わくわくで迎えましたが、心に傷を一つ増やす結果となりました。
やれやれ。

ボーズという結末を迎えた釣り師の言葉は、その全てに言い訳の腐臭がつきまといます。
それでも、反省がてら書いてみマス。
うう、筆が重いぜ。
201506143.jpg

個人的に今年の鋼派で一番インパクトがあったのは、驀進ルアーの藤本さんの釣果でした。
藤本さんの鋼派参戦は今年で3年目。
その3回全てで、40アップのバスを釣ってきているんです。
同じ関西から参加している私としては、ある種マジックでも見ているような気分になります。

今回の結果を見ても、地元で新利根川に通っている人でさえノーフィッシュが珍しくありません。
だいたい藤本さんは、年に一度しか新利根川に行かないんですよ。
いったい何が違うんでしょう?

驀進ルアーにはスピナーベイトとバズベイトのラインナップ各種があります。
その数あるバリエーション中で、藤本さんが投げていたのは3/4オンスのバズベイトだったそうです。
競技時間の90パーセントはそれを投げていた、と。
今回だけでなく、以前参加した鋼派でも、ほとんどそれで通していたそうです。

その話を聞いて、私は疑問が沸きました。
藤本さん、なぜスピナーベイトではなくバズだったんでしょうか?

「新利根川でしっかり釣りしたこと無いから、沈み物の状態が分からへんやん。バズなら見えるものを、釣れる確率の高いところを目で見て確実に狙っていけるから。」
藤本さんにとっては、ボトムの状態が分からないと自信のあるスピナーベイトですら投げ続けられないそうです。
私は一つのルアーを押し通すなら、スピナーベイトでも良さそうな気がしていました。
けれど藤本さんにとっては、水中が具体的にイメージできて初めて確信を持って釣り続けられるんだそうです。
なんとなくではダメだと。
だから目に見えるバズだと。

201506145.jpg
(バクシンバズ3/4オンス。カラーは驀進アユだったとのこと。)

もう一つの疑問は、なぜ3/4オンスのバズベイトだったのか、という事です。
ラインナップには一回り小さい3/8オンスモデルと、さらに小さいディアブロというモデルがあります。
関西の釣り場で3/4オンスが主流なのは分かりますが、関東であればレギュラーサイズの3/8オンスが投げたくなるのが人情じゃありませんか藤本さん?

「単純にデカイのが反応するから。小さいの釣ってもしゃあないやん?あとはウェイトが重いから深いアシに入れられるし。」

ううむ。
確かに、軽いルアーはアシの上に乗ってしまって、水面に落ちてくれないことが多々あります。
喰わせやすいルアーのサイズを選ぶよりは、他人が通さないような濃いカバーもストレス無く巻ける事を優先させた、と。

聞いてみればどれもシンプルで、理に適った話です。
しかし理に適っていると頭で分かっていても、押し通せるというものではありません。
釣れない時間が長いと、ほとんどの釣り人は揺らいでしまいます。
自分のルアーと釣り方に深い自信があるからこそ、藤本さんの結果が導かれるのだと思います。
心よりリスペクトです。

そういう視点から今回の自分の釣りを思い返してみると、詰めが甘い部分がいろいろと見えてきました。
今年メインで使用したのは、トップウォータープラグ(ダブルプロップ)とクランクベイト。
バンクに魚が居れば、狭い範囲でスローに使えるダブルプロップを。
魚が岸から離れていれば、岸から10メーターくらいの範囲をクランクベイトで狙っていこうと考えていました。

201506146.jpg
(メインで使ったのはこの3タイプ。)

これは新利根川では王道とも言えるスタイル(のはず)です。
過去の経験から、そのどちらかで通そうと。
もしその王道の中でアドバンテージがあるとすれば、クランクベイトのレンジコントロールをシビアに行えることだと考えていました(自分で作っているので)。

当日は南風が吹いていた影響で、稲敷大橋の北西側がウィンディーサイドになっていました。
そのストレッチでバイトが出たのでしつこく狙っていると、結局そこだけで7度のバイトがありました。

201506141.jpg
しかし上がってきたのはキャットフィッシュのみ。
果たしてこの中にバスが混じっていたのかどうかは分かりませんが、イナッコも回っていたのでいつかはバスが掛かると信じていたのですが。。。
無念。

バイトがあったのは主にクランクベイトで、どれも岸から1メーター以上離れたところでした。
釣ってこられた方の話を統合しても、バンク際というよりは、少し離れたところでの釣果が多かった印象です。
水位が低めだったせいなのでしょうね。

もし時間を戻せるなら試してみたい事は、同じエリアでクランクベイトをよりスローに巻くこと。
上位の方は、スローに釣ったという話が多かったのです。
もちろん私も試しましたが、普通のスピードでバイトが出ていたので、我慢し切れませんでした。
今後の課題です。

5月に新利根川でご一緒させていただいたアツタさんは、プロトクランクでしっかりバスを釣ってくださいました。
201506142.jpg
もう流石としか言いようがありません。
なんか去年も同じ景色を見たような。。

今回も沢山のことを学べましたが、結果が出ないとどうしようもないのが釣り大会です。
ぐぬぬ、来年こそは。

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