2013/11/29 (Fri) 塊ブース@バサーオールスタークラシック2013
更新せねばと思いつつ、気づけばオールスター前夜となりました。
毎年の事ですね。お粗末さまです。
われわれハンドメイドの面々は今年も塊ブースで出展いたします。
六度九分はバイビーを作りましたよー!

グリーンバックチャートとSH-4の2色を塗りました。
スイムレンジは1メーター強、アクションはタイトなウォブロールです。
以前の記事でも紹介しましたが、やや巻き感が軽く、早めのリトリーブスピードをメインに考えた仕様になっています。
バイビーという名前も、バイブレーションチックなスピード感とピッチの細かいアクションに由来します。
長さは60ミリ。ウェイトは約9.5グラムです。
使えるシーズンの長いルアーではありますが、個人的に良い魚を狙えるイメージを持っているのは秋。
台風で延期になっていなければドンピシャのタイミングでのリリースだったはずなのですが、ひと月経つとさすがに冷え込みがきつくなってしまいましたね。
さて、ここからは今日(29日)の話です。
季節は進んだけれどどうにか釣れないものか、と個人的に関東の釣り場では馴染み深い新利根川に浮かんできました。
ボート屋(松屋)のおじさんに聞いたところ、みんなは3メーターラインを狙っているとの事。
バイビーと心中するにはちとキツイ話です。
もちろん、私だってある程度は深めを狙うことになるであろう事を想定していました。
板鉛も用意しましたし、糸だって潜らせるために8ポンドまで落としましたもん。
それに伴う根がかりのリスクを避けるために、ダイワのルアー回収機だって新調したんです。
<
リップの裏全面に0.3ミリの板鉛。
低水温仕様な感じです。
もちろん、無理やりここまでする必要はありません。
そもそももっと潜るモデルがあるし。
でも、一つのルアーしか投げないという状況に自分を追い込んでみたかったのですよ。
丸一日、一種類のルアーを投げ続けるってなかなか無いでしょ?
で、追い込まれたユキトモ。
やっぱり現場でいろいろな発見がありました。
その中で面白かったのは、ラインの角度と根掛かりの関係についてです。
午前中は、よりルアーを潜らせるためにニーリングをしてたんですよ。
ニーリングとは、竿を水中に突っ込んで巻くあれです。
ラインを細くしたこともあって、これでもけっこう潜ってくれました。
たぶんマックスで2.5メーター前後。
でも一つ問題がありました。
スタックがやたら多いんです。
半根掛かりとでも言いましょうか。
回収機のおかげでロストはしないんですが、ラインが8ポンドのため無理に竿をあおったり出来ません。
効率が悪いなぁ。
穏やかだった午前中から一転して、午後はキャストも間々ならないくらいの風が吹きました。
こうなってしまうと、バイビーで3メーターラインを狙うには2択しかありません。
シンキングにするorドラッギング。
普段ならシンキングにしてしまいそうなところですが、新利根川は沈み物が多いので、ルアーを止めた時に浮かないのは少し不安です。
消去法でドラッギングをしてみることにしました。
これがビックリだったんです。
ニーリングの時と似たようなコースのボトムを叩いているはずなのに、ほとんどスタックしないんです。
ドラッギングの方が、ボトムを流す距離だって遥かに長いはずにもかかわらず。
結論から言えば、これは恐らくラインの角度によるところが大きいように思いました。
ニーリングをすると、ボトムに這うラインの割合がどうしても多くなってしまいますよね。
対してドラッギングの場合は、竿先からルアーまでのラインが斜めになっているので、ボトムの障害物を拾い辛くなっているようなんです。
うーん、言葉で説明すると分かりづらいですね。
要するに、ドラッギングだとラインが障害物に噛み込みにくいんじゃないかという話です。
この効能は、有難いことに釣りのリズムをキープしてくれるんですよね。
楽しくなって何度も川を上ったり下ったりしていました。
レンジを変えたり、スピードを変えたりの自由がかなり効くんですよ。
そして風が強くなったタイミングで待望のバイト!
なかなかのサイズであろう手応えがあったのですが、残念ながらその魚はバレてしまいました。
結局アタリらしいアタリがあったのはその一匹だけで、この日の釣行は空振りに終わりました。
無念。
新利根川から宿題を頂いた気分です。
長くなりましたね。
何が言いたいかというと、バイビーは色々遊べるルアよーですよって事です。
こんなのが釣れちゃったりすることもあるよって事です。

それではオールスターで会いましょう!
毎年の事ですね。お粗末さまです。
われわれハンドメイドの面々は今年も塊ブースで出展いたします。
六度九分はバイビーを作りましたよー!

グリーンバックチャートとSH-4の2色を塗りました。
スイムレンジは1メーター強、アクションはタイトなウォブロールです。
以前の記事でも紹介しましたが、やや巻き感が軽く、早めのリトリーブスピードをメインに考えた仕様になっています。
バイビーという名前も、バイブレーションチックなスピード感とピッチの細かいアクションに由来します。
長さは60ミリ。ウェイトは約9.5グラムです。
使えるシーズンの長いルアーではありますが、個人的に良い魚を狙えるイメージを持っているのは秋。
台風で延期になっていなければドンピシャのタイミングでのリリースだったはずなのですが、ひと月経つとさすがに冷え込みがきつくなってしまいましたね。
さて、ここからは今日(29日)の話です。
季節は進んだけれどどうにか釣れないものか、と個人的に関東の釣り場では馴染み深い新利根川に浮かんできました。
ボート屋(松屋)のおじさんに聞いたところ、みんなは3メーターラインを狙っているとの事。
バイビーと心中するにはちとキツイ話です。
もちろん、私だってある程度は深めを狙うことになるであろう事を想定していました。
板鉛も用意しましたし、糸だって潜らせるために8ポンドまで落としましたもん。
それに伴う根がかりのリスクを避けるために、ダイワのルアー回収機だって新調したんです。
<

リップの裏全面に0.3ミリの板鉛。
低水温仕様な感じです。
もちろん、無理やりここまでする必要はありません。
そもそももっと潜るモデルがあるし。
でも、一つのルアーしか投げないという状況に自分を追い込んでみたかったのですよ。
丸一日、一種類のルアーを投げ続けるってなかなか無いでしょ?
で、追い込まれたユキトモ。
やっぱり現場でいろいろな発見がありました。
その中で面白かったのは、ラインの角度と根掛かりの関係についてです。
午前中は、よりルアーを潜らせるためにニーリングをしてたんですよ。
ニーリングとは、竿を水中に突っ込んで巻くあれです。
ラインを細くしたこともあって、これでもけっこう潜ってくれました。
たぶんマックスで2.5メーター前後。
でも一つ問題がありました。
スタックがやたら多いんです。
半根掛かりとでも言いましょうか。
回収機のおかげでロストはしないんですが、ラインが8ポンドのため無理に竿をあおったり出来ません。
効率が悪いなぁ。
穏やかだった午前中から一転して、午後はキャストも間々ならないくらいの風が吹きました。
こうなってしまうと、バイビーで3メーターラインを狙うには2択しかありません。
シンキングにするorドラッギング。
普段ならシンキングにしてしまいそうなところですが、新利根川は沈み物が多いので、ルアーを止めた時に浮かないのは少し不安です。
消去法でドラッギングをしてみることにしました。
これがビックリだったんです。
ニーリングの時と似たようなコースのボトムを叩いているはずなのに、ほとんどスタックしないんです。
ドラッギングの方が、ボトムを流す距離だって遥かに長いはずにもかかわらず。
結論から言えば、これは恐らくラインの角度によるところが大きいように思いました。
ニーリングをすると、ボトムに這うラインの割合がどうしても多くなってしまいますよね。
対してドラッギングの場合は、竿先からルアーまでのラインが斜めになっているので、ボトムの障害物を拾い辛くなっているようなんです。
うーん、言葉で説明すると分かりづらいですね。
要するに、ドラッギングだとラインが障害物に噛み込みにくいんじゃないかという話です。
この効能は、有難いことに釣りのリズムをキープしてくれるんですよね。
楽しくなって何度も川を上ったり下ったりしていました。
レンジを変えたり、スピードを変えたりの自由がかなり効くんですよ。
そして風が強くなったタイミングで待望のバイト!
なかなかのサイズであろう手応えがあったのですが、残念ながらその魚はバレてしまいました。
結局アタリらしいアタリがあったのはその一匹だけで、この日の釣行は空振りに終わりました。
無念。
新利根川から宿題を頂いた気分です。
長くなりましたね。
何が言いたいかというと、バイビーは色々遊べるルアよーですよって事です。
こんなのが釣れちゃったりすることもあるよって事です。

それではオールスターで会いましょう!
2013/11/24 (Sun) 11月の釣り
いよいよオールスターが来週末に迫ってきましたね。
久しぶりの関東なので、釣りにも行けたらと画策しております。
できれば新利根川に浮かびたいなと。
11月もルアーを作って釣りに行って、というシンプルなサイクルを繰り返しています。
先日はデプスさんのカスカベルで良いサイズがきました。

この日はかなり荒れまして、一時は6メーターの風が吹きました。
さすがに身の危険を感じて風裏で小休止。無理は禁物ですね。
風が気持ち収まったタイミングで3~4メーターラインの残りウィードへ行き、ディープクランクを巻いたという訳です。
ホントはシャローで巻きたかったのだけれど底荒れがひどくて断念。
潜るクランクベイトは4種類ほど持っていっていたのですが、ブルブル感をもっとも感じ取れるカスカベルが重宝しました。
時節柄、切れウィードが多くて纏わりついたウィードを振り払うのに強いバイブレーションのあるルアーが扱いやすかったんです。
カスカベルなら、風のなか飛距離も伸びますし。
浮力も適度。
欲を言えば4メーター強潜る、そういうタイプのディープクランクがあればなと思いました。
カスカベルは、ボディサイズの割りにレンジがちょっと浅めなんですよね。
TDハイパークランクの最大サイズがもう少し飛べばなぁ。

こちらは少し前に遊びに来たサックスプレーヤーの加藤さんが釣られた一匹。
1.5メーターラインにある残りウィードに絡めての魚でした。
シャローで反応があるとコンディションがいいんですよねぇ。
今回の寒波でキングマーマーのシーズンはだいたいお終いです。
メンテナンスしてまた来年ご活躍いただきましょう。
今年は何度も助けてくれてありがとね。
久しぶりの関東なので、釣りにも行けたらと画策しております。
できれば新利根川に浮かびたいなと。
11月もルアーを作って釣りに行って、というシンプルなサイクルを繰り返しています。
先日はデプスさんのカスカベルで良いサイズがきました。

この日はかなり荒れまして、一時は6メーターの風が吹きました。
さすがに身の危険を感じて風裏で小休止。無理は禁物ですね。
風が気持ち収まったタイミングで3~4メーターラインの残りウィードへ行き、ディープクランクを巻いたという訳です。
ホントはシャローで巻きたかったのだけれど底荒れがひどくて断念。
潜るクランクベイトは4種類ほど持っていっていたのですが、ブルブル感をもっとも感じ取れるカスカベルが重宝しました。
時節柄、切れウィードが多くて纏わりついたウィードを振り払うのに強いバイブレーションのあるルアーが扱いやすかったんです。
カスカベルなら、風のなか飛距離も伸びますし。
浮力も適度。
欲を言えば4メーター強潜る、そういうタイプのディープクランクがあればなと思いました。
カスカベルは、ボディサイズの割りにレンジがちょっと浅めなんですよね。
TDハイパークランクの最大サイズがもう少し飛べばなぁ。

こちらは少し前に遊びに来たサックスプレーヤーの加藤さんが釣られた一匹。
1.5メーターラインにある残りウィードに絡めての魚でした。
シャローで反応があるとコンディションがいいんですよねぇ。
今回の寒波でキングマーマーのシーズンはだいたいお終いです。
メンテナンスしてまた来年ご活躍いただきましょう。
今年は何度も助けてくれてありがとね。
2013/11/14 (Thu) クランカー木村さんと10XD
冷えますね。
どうもご無沙汰です。
毎年、水温が20度を切ったあたりから15度くらいまでは苦手な時期です。
なぜかバイトが遠のくんです。
ハイシーズンの釣りが効き辛くなってきている、かといって冬の釣りにシフトするにはまだ早い。
そういう微妙な季節ですよね。
今年もなかなか厳しい目に遭っております。
直近ではクランカー木村さんと釣りに行ってきました。
お題はストライクキング社の10XD。
今月号のBASSERの表紙にもなっていますね。
クランカー木村さんは夏場からこのルアーを投げ続けているそうで、ボックスに10匹くらい飼っていらっしゃいました。
要するに釣れるアイテムですよ、と。
南湖で使うには場所が限られるようですが(底を叩く前にウィードを拾ってしまう)、ところどころ有効に使えるエリアがあるようです。
もちろん、この日も朝から巻きにいきました。

まずは私に一匹。
サイズは小ぶりでしたが、この一匹で10XDのイメージが膨らみました。
なるほど、こういう風にボトムをとんとん叩きながら釣るんですね。
バイトが続かなかったので移動。
この日は、ハスの群れが水面でぴちゃぴちゃしているエリアがぽつぽつありました。
水面で細長い魚が跳ねる状況でのマイコンフィデンスルアー、ベントミノーをすかさず投入。

私が使っているサイズは106です。
飛距離とバイト率を考えると、一番出しどころが多いんです。
最大サイズである130はまだ試していませんが、気になっているルアーの一つです。
使う場所や狙う魚、動かし方なんかがガラッと変わりそうな気がするんですよねぇ。
なかなかバイトが続かない中、最後に木村さんが10XDで素晴らしい魚を見せて下さいました。

この口!
このお腹!

こういう魚が釣れちゃうんですねぇ。
木村さんはフリッピングロッドに12アンタレス、フロロの16ポンドという組み合わせで投げられていました。
私も似たような感じでBPSの7.6ftスイムベイトロッドとアンタレスDC、そしてフロロの20ポンドを入れています。
これは、横綱や最近試しているスイムベイトで使っているタックルです。
10XDも2オンスクラスなので、これくらいのタックルがマッチしているように思います。
巻き感はそれなりに重たいんですが現実的なレベル。
巻取りよりも、フルキャストし続けるほうが負担かもしれません。
いずれにせよ、持ち駒としての可能性を十分に見せていただきました。
木村さん、次はラッキーのアレをよろしくお願いいたします。
どうもご無沙汰です。
毎年、水温が20度を切ったあたりから15度くらいまでは苦手な時期です。
なぜかバイトが遠のくんです。
ハイシーズンの釣りが効き辛くなってきている、かといって冬の釣りにシフトするにはまだ早い。
そういう微妙な季節ですよね。
今年もなかなか厳しい目に遭っております。
直近ではクランカー木村さんと釣りに行ってきました。
お題はストライクキング社の10XD。
今月号のBASSERの表紙にもなっていますね。
クランカー木村さんは夏場からこのルアーを投げ続けているそうで、ボックスに10匹くらい飼っていらっしゃいました。
要するに釣れるアイテムですよ、と。
南湖で使うには場所が限られるようですが(底を叩く前にウィードを拾ってしまう)、ところどころ有効に使えるエリアがあるようです。
もちろん、この日も朝から巻きにいきました。

まずは私に一匹。
サイズは小ぶりでしたが、この一匹で10XDのイメージが膨らみました。
なるほど、こういう風にボトムをとんとん叩きながら釣るんですね。
バイトが続かなかったので移動。
この日は、ハスの群れが水面でぴちゃぴちゃしているエリアがぽつぽつありました。
水面で細長い魚が跳ねる状況でのマイコンフィデンスルアー、ベントミノーをすかさず投入。

私が使っているサイズは106です。
飛距離とバイト率を考えると、一番出しどころが多いんです。
最大サイズである130はまだ試していませんが、気になっているルアーの一つです。
使う場所や狙う魚、動かし方なんかがガラッと変わりそうな気がするんですよねぇ。
なかなかバイトが続かない中、最後に木村さんが10XDで素晴らしい魚を見せて下さいました。

この口!
このお腹!

こういう魚が釣れちゃうんですねぇ。
木村さんはフリッピングロッドに12アンタレス、フロロの16ポンドという組み合わせで投げられていました。
私も似たような感じでBPSの7.6ftスイムベイトロッドとアンタレスDC、そしてフロロの20ポンドを入れています。
これは、横綱や最近試しているスイムベイトで使っているタックルです。
10XDも2オンスクラスなので、これくらいのタックルがマッチしているように思います。
巻き感はそれなりに重たいんですが現実的なレベル。
巻取りよりも、フルキャストし続けるほうが負担かもしれません。
いずれにせよ、持ち駒としての可能性を十分に見せていただきました。
木村さん、次はラッキーのアレをよろしくお願いいたします。