六度九分のNIKKI | 2012年03月

2012/03/21 (Wed) マーマー、完成間近！

長らくお待たせいたしました。
ようやくマーマーの完成が近づいてきました。

当初は3月中旬のリリースを予定していたので、せめて20日にはと思って根を詰めて製作していましたが、まるで間に合わずでした。
頑張ればどうにかなるなんて過信しちゃダメですね。
さきほどお店に受注の案内を出したので、順次予約の受付が始まると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

今回のカラーは4色になります。

Nbbcは六度九分の定番であるブラウンバックチャートをアレンジしたカラー。
頭のＮはノイズの略です。
魚って、間近で見ると細かい粒々で色が組みあがっていたりしますよね。
加えて微妙な凹凸があるために、ちょっとした陰影が生まれ、より複雑な印象を受けます。
そういうミクロな複雑さは「生き物っぽさ」を感じさせます。

割りと単純なカラーでもプラスチックのルアーがリアルに見えるのは、ウロコ模様の凹凸や光の透過が思わぬ陰影を生んでいるからだったりします。
他方、ウッドルアーというのは総じて「つるん」としています。
「生き物っぽさ」を表現するにはかなりのディスアドバンテージと言えます。

そこでパールやラメの登場となるわけですが、そればっかりに頼るのは悔しいじゃないですか。
飽きますし。
何とかならんもんかの。
で、色々と試した末に今回はドットで色を構成していく方法を採用しました。
テレビの砂嵐みたいなので、私はノイズカラーと呼んでいます。

こちらも同様の手法で仕上ました。
他の3色がどれも明るいので、１つは暗いカラーでしょ。
と思って暗い色の淡水魚を検討した結果、オヤニラミに白羽の矢が立ちました。
色々と試しているうちに当のモデルからは遠く離れてしまいましたが、美味しそうな色に仕上がったのでＯＫ。

残りの2色は説明不要でしょう。
どちらも六度九分の定番ラメカラーです。
月末にはリリースすべく追い込んでおりますので、もうしばらくお待ち下さい。

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2012/03/06 (Tue) アイスフィッシング２０１２その１

2月最後の週末に福島へ行ってきました。
桧原湖でのアイスフィッシングは今年で3年連続です。

今回は２つのテーマがありました。
一つは「ＨＡＬＩ」というメーカーのアイスジグで釣ること。
去年まではラパラのアイスジグ（９ｇ）が、アイスフィッシングにおける不動の定番でした。
しかし、昨年末にＮＬＷスタッフの東北の住民さん達が件の「ＨＡＬＩ」の威力を見出したという話を聞いてからは、俄然そのルアーに興味が湧いたという訳です。

痴虫さんのデジオでも話題に出ていますが、この「ＨＡＬＩ」と「アイスジグ」の違いの一つはボトムにタッチした時の感覚が違うことでした。
具体的には、岩に当たった時の「カリコリッ」という感じが、ラパラのアイスジグの方が感じ取りやすかったんです。

当然、重たいほうがボトムをとりやすいので、きっとラパラの方が重いんだろうなと思い、岡山に帰ってさっそく量ってみました。

「ラパラ」９．３グラム
「ＨＡＬＩ」１１．３グラム

あれ？
意外なことに、ラパラの方が軽いという結果になりました。
逆の結果になった原因として考えられる点は二つ。
ラパラのようにヘッド側にフックが付いていると、硬度と接地面積の狭さで感度が高まるのかもしれません。

この写真を見るとヘッド側が削れているのが分かります。
アイスジグはフィンが付いている側を後にして、つまり頭の側から落ちていくので、ヘッドの先端いかんによって感度が変化する可能性は大いにありそうです。

もう一点考えられるのは、形状の違いによるフォールスピードの差です。
細長い形状をしているラパラは、もしかしたらＨＡＬＩよりも勢いよくボトムに当たっているのかもしれません。

ただ悔しいかな、こういう事に思い至るのは帰りの車内だったりするんです。
ここが年に一度しかアイスフィッシングに行けない岡山県民の悲しいところ。
先の妄想のウラを取るために、ラパラのフロントフックを折ってみるとか、14グラムのラパラを削ってＨＡＬＩと同じウェイトにしてみるとか。
来年は試してみなければなりませんね。