2011/08/30 (Tue) 8月の終わりに
通勤路にクマゼミがパーティーをひらく大樹があります。
その樹の脇を通る時だけは、一切の物音が聞こえなくなります。
ライブハウスのドアを一瞬だけ開けて閉じる感じ。

鳴き声のボリュームはお盆を過ぎて徐々に小さくなり、雨がぱらぱらと降った先週を境にピタと止みました。
今は何かの虫の声。
秋めいた奴。

そのあいだ私が何をしていたかというと、横綱と格闘しておりました。
結論から言うと私の負け。
決まり手は押し出し。
土俵際で最後まで粘ったのですが、どうしても納得がいかず製作を見送ります。
楽しみにお待ちいただいていた皆様、ごめんなさい。

そういう事の成り行きで、9月はアトムを製作いたします。
リリース予定の9月末ごろは時期的にまだ少し早いと思いますが、10月の半ばあたりからはアトムが効いてくるはずです。
去年はそうでした。
水温が15度前後くらいになると、えらい浅いところにも良い魚が差してくるんですよね。
今年はどうなるのか今から楽しみです。

2011/08/18 (Thu) 盛夏の釣り
PCが壊れて半月。
なんだかんだでインターネットと疎遠になりました。
世界が縮小した感じです。
いや違うな。
身近な世界が拡大した感じでしょうか。
釣り道具を作るには悪くない環境です。
余計な事を考えなくなるから。

ツララでのファーストフィッシュは鯉でした。

P8172842.jpg

届いたツララはグリップが長めでした。
釣り場で振ってみても、やっぱり長い感じで取り回しにやや難があります。
小川さんにその旨を電話。
そしたらこう言われました。
「じゃ切っちゃって下さい」

確かにそれが一番手っ取り早いですね。
ではさっそく。
という訳にはいきません。
せっかくのファーストモデルを切るのは忍びないですよ。。
7秒ほど悩んだ末、大阪のマタギさんでグリップのパーツもろもろを注文しました。

それを組んで使ってみたところ、長いグリップでバランスをとっていたせいか、ティップが少し先重りする感じがありました。
こういう時のために、グリップエンドにバランサーを付けたりするのですね。
なるほど。
また次の時に注文してみましょう。

で、いざ実釣。
室内で持った感じでは先重り感が気になったのですが、アトムを使うときは基本的にロッドティップを下げるせいかあまり違和感がありませんでした。
ふうん。

それにしても夏にアトムで釣るのは難しいです。
ただ巻きで釣ろうと思うとなおさらです。
アトムが得意とするのは、水深1メーターを切るような浅いフラットです。
夏の浅いフラットは、たいがい湯だって温泉になっているか、厚いウィードに覆われているか。
とにかく魚が少ないです。
だから夏にアトムで釣ろうと思ったら、点の釣りを展開する事になります。
木陰やウィードのポケットなんかを、優しいトゥイッチやシェイクでゆっくりゆっくり。

そういう事をやっていたら、まさかの鯉でした。
投げる時や巻いている時は、他のロッドとそこまで変わりないようなでしたが、魚を掛けたあとは印象が一変。

ずいぶん柔らかい竿なのに、鯉を掛けても不安が無いというか。
振り回されないというか。
どっしり感があるというか。

再び電話をして聞いたら、身の詰まったブランクのおかげみたいです。
ちびっ子ですがバスも釣れました。

P8172848.jpg

引き続きいろいろ試していきます。

2011/08/15 (Mon) ホイル貼りに挑む
プロショップオオツカさんからのオーダーで、キングマーマー・ダイブのホイル貼りを製作中です。

P8132838.jpg
(画像は試しに作ったキングマーマー)

いわゆるハンドメイドルアー隆盛期のリアルミノー世代にとって、ホイル貼りはある意味「できて当たり前」の技術だそうです。
しかし私はクランクベイトからルアー作りに入ったビルダーであり、アメリカンクランクを見て育った世代です。
ホイル貼りは、ずっとハードルの高いカラーリングでした。
昨年頃からちょくちょく作り始めて、やっと人並みに作れるようになってきた感じです。

P8132839.jpg

両方とも同じ塗料でグリーンバックゴールドを塗ってみました。
ご覧の通りまったく光り方が違います。
同じ角度で写しているのですが、反射の強さはペイントのシルバーよりも圧倒的にホイル貼りが勝りました。
光るから釣れるというもんじゃありませんが、視覚的に差があるのは確かです。

BLCCさんが作られているTバドというルアーがあります。
リップがアルミ板で出来ているのですが、これを水の中で見るとめちゃくちゃ目立つんですよ。 
特にルアーが前方から迫ってくるようなアングルで見る時は、ボディよりもテールのブレードよりも、とにかくリップの反射に目がいきます。
金属系の光は、蛍光などの派手なカラーよりも遠くから気付かれやすいと聞いてはいましたが、実際に自分の目で見て納得しました。
ペラとか、ブレードとか、ホント目立ちますよね。


2011/08/12 (Fri) ツララ×六度九分 ようやく
ロッドを作るとアナウンスして早8ヶ月。
紆余曲折を経てとうとう最初のサンプルが上がってきました。
いやっほーう!

P8112833.jpg

この8ヶ月の間、ロッドについて諸先輩方に色々と話を伺いました。
その中で面白かったのは、ブランクを作る会社によって扱う素材や技術に違いがあるという話です。
そのせいで、ブランクは作られる会社によって特有の癖が出る傾向にあるそうです。

ツララシリーズを振ったことのある方はご存知だと思いますが、とにかくトルクが強い竿です。
アヴェントゥーラ59の動画なんか、ホントかよと突っ込みたくなるほどです。



なにせヨーロッパ大ナマズとか、アマゾンのタライロンだとかを相手にする竿なんですから、そういう強さを要求されるのは当然といえば当然なのかもしれません。
送られてきたファーストプロト(アトムを扱うための竿をお願いしました)は、そういうツララファミリーの粘り強さをそのままに、うんと柔らかくしていったというのが第一印象です。

最近のバスロッドって、全体的にパリッとしているというか、シャキっとしてるじゃないですか。
それはグラスロッドでも変わりません。
それに対して、このツララは柔らかくてムチッとした感じなんです。

もしかして横綱でも投げられちゃうかも。
ためしにと思って投げてみたら、ビュっと気持ちよく振り抜くことができました。
今回はグリップをやや長めで作っているので、しっかりタメが効いているのもあるかもしれません。
手持ちの15本くらいあるベイトロッドと振り比べてみても、すでに明確な個性を持っている印象です。

いや、竿をいじるのって楽しいですね。
いざ現物が目の前に届くと、急にあれこれアイディアが浮かんできてしまいました。
さっそく夜な夜なグリップを取り替えたりして遊んでます。
来春のリリースを目指していっちょやったりますか。

2011/08/10 (Wed) 琵琶湖にて
日帰りで琵琶湖に行ってきました。
横綱で最も釣っているフミさんに、直接お会いして意見を伺おうというツァーです。

岡山から高速で3時間。
予想よりずいぶん早く、午前3時には到着しました。
1時間ほど仮眠を取り、フミさんと合流してさっそく釣り開始。

そもそも琵琶湖に行こうと思い立ったのは、横綱のセッティングにかなり頭を悩ませているせいです。
8割がたは出来上がっているのですが、残りの2割、例えばフックの選定であったり浮力の微妙な調整だったりがなかなか決め切れません。
以前なら、ルアーへの理解が深まるとルアーのリリースが早くなるだろうと思っていたのですが、逆に悩みの種が増えるものなのですね。

今回はフミさんにも横綱縛りを強要して、普段どういう場所でどういう使い方をしているのかレクチャーしていただきました。
すると間もなく一匹目が。

P8092809.jpg

水深2~3メーターラインにウィードが生えていて、その上面をジャークしながら巻いていると反応があったそうです。
ジャークしながらのリトリーブと聞いて、私は西根さんのデカビーツァの釣りを思い出しました。
西根さんは割りと頻繁にジャークを入れていた記憶がありますが、フミさんの場合はただ巻きがメインで、たまにジャークを入れてやるくらいの頻度でした。

いずれにしても、私はジャークしながらのクランキングであまり良い釣りをした記憶がありません。
うまくイメージを掴めないので、いつもやっているただ巻きで探っていきます。
まもなく、再びフミさんにバイト。
しかもかなり大きそうです。

P8092810.jpg

まだ釣りはじめて30分も経たないうちに50センチオーバーのお出ましです。
釣り方は一匹目と同じでした。
時折ジャークを入れることで、魚のスイッチを入れてやるイメージのようです。

この魚とのやりとりは印象的でした。
端から見ていると、魚が大きいわりに妙におとなしいかったんです。
バシャバシャ暴れないというか。
気になったので聞いてみたら、魚とケンカしないやりとりを心がけているとの事でした。
魚の行きたい方向に誘導しつつラインを巻き取っていくことで、できるだけ無駄な暴れを抑えるんだそうです。
大きい魚をたくさん釣っている人は、こういう所まで気を配っているのですね。
と言うか、こういう所まで気を配っているから大きい魚がたくさん釣れるのか。
そうこうしている内に3匹目が喰いついてきました。

P8092816.jpg

もう脱帽です。
この間、私には全くアタリがありません。
フミさんいわく、通い慣れた釣り場で水中のイメージが出来上がっているから自分に釣れるのだろうとのことでしたが、それにしたってねぇ。
水中のイメージをどれだけ早く描けるか、それが初めての釣り場で良い釣りをするキーだと思いますが、昨日の私には無理でした。
ま、ルアーが良いから釣れるのですよ。
なんて自分でフォローしたってむなしいよ。
ふは。

気温が35度を越えたので日中はお昼寝。
夕方のチャンスに掛けましたが、ドラマは起こらず仕舞いでした。
無念。

でもフミさんの横綱観を聞き、帰りの車で今までの横綱での釣りを反芻し、ようやく心が固まりましたよ。
さ、つくるぞ。

2011/08/08 (Mon) ポパイ郡山店のオリカラ
暑いですね。
4日ほど前からパソコンがウンともスンとも言わなくなってしまいました。
という訳でネットカフェからの更新です。

ルアー製作はのそのそと進んでおります。

P8062802.jpg

8月14日にポパイ郡山店さんで夏祭りがあるとお伝えいたしましたが、こちらはそのためのオリカラです。
希望の象徴、レインボーです。
キングマーマーで製作いたしました。
なかなかインパクトがあるでしょ。

P8032801.jpg

ちょっと前にキングマーマーで良い魚が釣れました。
流れがあたるシェード、という極めて夏っぽい場所で水面が割れました。
ちょうど背後に写っている木陰で、です。
夏の思い出ができました。

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