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2011/05/28 (Sat) もろもろのお知らせ
セルロースのドブ漬けをしていると、湿度で表面が曇ってしまいます。
今年もそういう季節がやってまいりました。
9月まではエアコンを18度に下げねば仕事になりません。
除湿機も全開で。

雨貝健太郎さんと、リンクさせて頂いているTexas4619さんで震災のチャリティーオークションを開かれるそうですね!
大森さんのB2に物欲が突き上げました。

basswishes_logo_w252.jpg

前にも書いたかもしれませんが、私はカリフォルニアで雨貝さんに会ったことがあります。
時は2003年。
当時のB.A.S.SのトップカテゴリーだったTOP150を観に行った時に、です。
怖いもの知らずだった私は初対面の雨貝さんに「メールアドレス教えて下さい」と言い、一瞬苦い顔をされました。
そりゃそうですよね。
でも帰国後にメールを出したら、とても丁寧なお返事を頂きました。涙。

あれから幾星霜。
考えてみれば私がクランクベイトを作っているのはバサーを耽読していたからで、とりわけ「秘密のクランクベイト」からの影響が大きいです。
と言うか、今考えればほとんど全てです。
六度九分を始めた2004年はハンドメイドトップウォーターが全盛だったらしく「なんでクランクなんか作ってるの?」とよく聞かれました。
バサーの読み過ぎですってば。

そうそう、江戸物さん主催の鋼派に参加します!
6月12日です。
今年で4年目でしたっけ。
エントリーはもう締め切られたそうで、凄い人気ですね~
参加される方は、どうぞお手柔らかにお願いします。
アトムで釣ったります。

さらにお知らせ。
ウチの動画の音楽を作ってくれているのは、柳生君という同級生です。
彼は東京で音楽をしているのですが、来月に岡山でライブをするそうです。

ムラタトモヒロwith柳生俊彦
2011.6.5(日曜日)
@BLUE BLUES
OPEN/19:00
START/19:30
M.C/\2,500-


もちろん私は行きます。
よかったら皆さまもどうぞ~♪
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2011/05/24 (Tue) キングと覚書。
昨日は丸一日雨が降りました。
こういう日に限って、外に出る用事が多いです。
銀行に行ったり、人に会ったり、郵便局に行ったり。
チャリティステッカーの義捐金3万円も納めてきました。
ご協力ありがとうございます!
ステッカーはまだ店頭にはあるようなので、チェックしてやって下さい!

P5232637.jpg

今月の頭に東京へ行った時、地下鉄の窓が開いていた事と、エスカレーターが使えなくなっていたことに驚きました。
東京はもう普通ですよ、と色んな知人から聞いていましたが、いざ行ってみるとビックリします。
それぐらい、岡山に居るとどうしようもなく、震災がテレビの中のことになってしまいます。
それで良いのだとは思います。
でも、もうちょっと何かできないもんかなぁ。

外出を終えて禁酒会館に戻るとzacoさんからメールが。
「キングマーマーで40アップ10本釣りました!ちょっと休憩して午後の部に向かいます!」

え。
すかさず電話すると、丁寧にパターンを教えて下さいました。
ただ巻きではまるで反応がなかったそうです。
でも水面でスローにトゥイッチしたり、長くポーズをとると何故か次々と襲いかかってきたそうです(ザコさん曰くロンリーギルパターン)。

untitled2.jpg

バイト自体は、キャッチの倍くらいあったとの話でした。
詳しくはzacoさんのブログをご覧になって下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/zacolure/10414537.html
http://blogs.yahoo.co.jp/zacolure/10416079.html

翌日(24日)に広島からユーザーのカヤさんが遊びに来られる予定だったので、ザコさんの話をしっかり聞いて入念にイメトレしました。
でも明日は晴れだから、たぶんパターン変わるよ~ 
そう言われましたが、藁にもすがる思いで。

明けて本日24日。
7時にカヤさんが岡山着。
そのギリギリまで雨がぱらついていましたが、移動を開始した頃にはすっかり上がりました。
はたして吉と出るか凶と出るか。

朝からザコさんご案内のパターンを試しに行きました。
完全に人のふんどしで相撲を取るかっこうになりますが、なりふり構ってられません。
遠くからお越しなんだから、ぜひ釣ってもらいたいじゃないですか。
手がたく手がたく。

そう思ってロンリーギルパターンをひたすら繰り返しました。
30分ほど極度の集中力をもって、水面ちょこちょこ&ポーズを続けました。
一度ルアーの周辺で、もわぁんと水が膨らみましたが、それ以外は無反応。
たぶんこれ、パターンが変わってます。
遠くの空は青くなってきたし、ちょっと釣り方を変えてみましょう。

先日の日記で「この時期は早巻きでポロっと釣れたりする」と書きましたが、同じくマーマーのハードトゥイッチも産卵後の魚を狙う時に良い思いをしています。毎年。
なのでそれを試してみます。
ジャッジャッジャッの3段トゥイッチ。

昨晩の雨で水深が深くなっていたので、ちょっとだけポーズの間を長くとれるように1グラムほど板鉛を貼ってみる。
これが正解でした。
10投もしないうちに、魚体がギラっと輝いて喰いついてきました。
しかしこれは乗らず。

「今日はこれかもしれません!」
とカヤさんに強制的にマーマーを結んでもらったら、そちらにもすぐ反応が。
しかしこれも乗りません。
10メートルほど進んだところで私にも再びバイト。
しかし。。

これ、合ってるけど合ってないみたいです。
どうしたらしっかりフックに掛かるでしょうか。
板鉛を追加してさらにスローに釣ることも考えましたが、あのトゥイッチのスピード感が効いているような気がします。
ウィードが濃いので浮力はあんまり落としたくないし。

前日にフジイさんから頂いた釣果報告によれば、キングマーマー・ダイヴのジャークもかなり効くそうです。
ならば、とダイヴに結び変えました。

いざ泳がせてみると、マーマーくらいのスピード感を維持しつつ、少し深いことろをトゥイッチで狙えます。
ジャッジャッジャッとやっているとすぐに応えてくれました。

P5242646.jpg

間もなくカヤさんにも待望の一匹が。

P5242647.jpg

キング&ダイヴの季節到来です。

2011/05/22 (Sun) 理念の続き / 文系アングラー
理念について考える時に、いつも頭に浮かぶのは「文系アングラー」という言葉です。
この造語は2年くらい前に思いつきました。
あ、俺にピッタリだ、って。

別に、ごりごり文学を読むわけじゃありません。
むしろあんまり読みません。
でも思いついた時に、何だかしっくりときました。

自分がどこに属しているのかという疑問は、普段はあまり頭に上ってきません。
日本であり、岡山県であり、バス釣り業界であるのは当たり前のことだからです。

しかし、くくられ方に違和感を覚えることがあります。

例えば、外人から「日本人って今でもちょんまげなんだろ?」
と言われたら、私はすかさず否定します。
「あれは江戸時代までの話であって、明治には文明開化したの!」

ちょんまげを境に私は「明治からの日本人」にくくり直されたことになります。
ちょっとした条件の違いで、自分が属する場所は変わります。

六度九分の話をすると、いわゆるトッパーだと思われている時もありましたし、クランクカーと呼ばれることもありますし、ハンドメイドルアービルダーだと言われることもあります。
釣人と括られることがあれば、バスアングラーとして紹介されることもあります。

そのどれもが正解です。
つまりそれぞれの要素は含んでいるという事です。
しかしそのどれもが、六度九分を言い当ててはいない感じがしていました。

釣りのジャンルであるとか、作っているルアーの違いであるとかを「ものさし」にしていては、自分をうまく説明できない。
どうもそのようなのです。
そういう事を考えていた時にふと「文系アングラー」という言葉が浮かびました。

理念について考える時に、もう一つ頭を離れないのがブラックバスという魚についてです。
日本のバス釣りのトラウマは、社会的に受け容れてもらえない事です。
だから、事あるごとにブラックバスの社会的な有用性を主張しなければなりません。

バス釣りをする人がブラックバスの有用性を指摘する時に、必ず出てくるのが「釣り場周辺地域の経済が潤うから」という理由です。
これは、現にバス釣りで賑わっている千葉のダムなどを見ても、疑いようがなく確かなことです。
しかし、このバス釣りをする人の主張が同時に伝えるのは「要するにお金が回ればブラックバスを受け入れて頂けますよね」というメッセージです。

お金が最優先事項になるのは私でも分かります。
でも、最初から「要するに金だろ」と言う人を、地域に招きいれることについては抵抗を憶えます。

私はブラックバスが社会的に有用な魚だと信じています。
しかしそれは「釣り場周辺地域の経済が潤うから」だけではありません。
そもそも「釣りの経済効果」について語る釣人だって、お金と言うフレームが分かりやすいからその話を持ち出すだけで、実際には釣りから引き出される「もっと豊かなもの」を潜在的に知ってはいるのです。

では、その釣りが持つ豊かさとは何でしょうか。
その極めてあやふやなものに具体的なカタチを与えたのが、矢口高雄や開高健をはじめとする作家たちでした(敬称略)。
彼らに共通するのは、どうしたら魚が釣れるかを必死で考えると同時に、釣りから引き出される人間的なものを表現し続けたという点です。
それが釣りというローカルな遊びに、釣りをしない人にも届く言葉をもたらしました。

少し前に、某テレビ番組でアメリカのバス釣りトーナメントを特集していました。
その時、真鍋かをりが、
「なんで魚を持ち上げただけで あんなに盛り上がるのか分らない」
というような事を言っていました。

「何匹つれた」とか「どうやって釣った」といった釣りの話は、釣り人にしかその凄さを共有する事ができません。
つまり釣りを外に伝えようと思ったら、釣りがうまいだけではどうしようもない事になります。
そういう役割を担えるのは「たくさん釣るだけが釣りじゃないよな」とか「何で釣りなんかしてるんだろう」であるとか、釣りの文化的な側面をふと考えてしまう人です。
つまり、気付いたらこういう文章を読み込んでしまうような人のことです。

そんな人に名前をつけるなら「文系アングラー」がしっくりくるんじゃないかと思い至りました。
文系アングラーのような存在が少しでも居る事で、釣りの豊かさを外に伝える回路が開かれるのではないかと思うのです。

という訳で、文系アングラーがここにもおりますよー、という旗を六度九分でも掲げたいと思います。
ぱたぱたぱた。

2011/05/21 (Sat) 春は過ぎゆき三目釣り
産卵前後の釣りは苦手で、毎年苦労しますが今年も克服はなりませんでした。
つまり、今のおれの実力なら、と期待したほどは釣れませんでした。
でもちょっと光が見えました。
ま、毎年そう思うのですが。

GW以降の岡山はシャロークランクでも釣りやすい魚が増えてきて、私でも釣れます。
今日は短時間釣行に行って来ました。
まずはビーツァのM7からスタート。
先週の大雨でいまだ濁りがとれず、やや白濁していたので最初はゆっくりボトムを舐めるように巻いてみます。
しかし反応がありません。
じゃあちょっと上の層を狙ってみるかと言うことでアトムにシフト。
しかし濁った中層を小粒のルアーで狙いきるには、私の集中力が持ちません。
なので今度はキングマーマーでややスピードを上げて中層を狙う。
うー、魚はどこだー。

手持ちのルアーは残り一つ(ポケットに入る分だけなので、いつも4つくらいなのです)。
最後の砦、オチアユミノーを投入しました。
実はこのルアーを使うのは始めてなのですよ。
手で持ってみた感じでは、水面直下をデッドスローで扱うイメージ。
いざ泳がせてみると、そのイメージとは裏腹に、けっこう水が抜けます。
つまり巻き感はかなり軽いんです。
ブレードを付けていないせいもあると思うんですが、早めのリトリーブでもストレスなく巻けます。
これは意外でした。
1オンス近くあって飛距離も伸びるのでビュンビュン投げて、グリグリ巻いているとゴンッという応答。

P5202628.jpg

かなり大きめのナマズでした。
思い返せばデカビーツァで一番最初に釣ったのものナマズでした。
このご縁はいったい、、、

それはさておき、他魚種とは言えファストリトリーブに反応する魚が居ることは分かりました。
この期に及んで思い出すのもアレですが、毎年この時期はマーマーのファストリトリーブでよく釣っているんです。
ただ今日はマーマーがありません。
しかも水はやや濁り気味なので、やっぱり中層よりもボトム近くを通したい。
と言うわけで再びビーツァM7を結びました。

ルアーがボトムにタッチしてからは竿を立てて、優しくボトムをかするようにリトリーブ。
しかしスピードは落とさずに。
3投目で、ぐーっとロッドが曲がりました。

P5202629.jpg

釣れましたぞーーっ!
誰もいない水辺で独り吠える。

この時期になると、なぜかファストリトリーブに反応する魚が増えます。
あんまり大きいのを釣った記憶はないんですが、何をやってもダメな時に思い出したように早巻きすると貴重な一匹が釣れます。
今日みたいに。

P5202631.jpg

最後に雷魚を仕留めて三目釣り。
満悦。

2011/05/19 (Thu) 理念は何だろう
材料の仕入れのタイミングを誤ってしまったため、一昨日からポッカリ時間が空いてしまいました。
と言っても、やる事は無限にあります。
さてどれから手をつけよう。

ここ何年もずっと、書かなければと思いつつ先延ばしてきたのが、HPのイントロダクションです。
要は六度九分の紹介、カッコよく言えば理念を掲げるべきところです。
重い腰を上げ、それを書こうと思い立ちました。

しかしスラスラ書けるなら、腰が重くなるはずもありません。
六度九分を通じて何を実現したいかと問われると、うっと言葉に詰まってしまいます。

ルアーを作って売って生計を立てる、というのは税金を払うとか、労働の義務を果たすためであって、それ自体を目指しているわけではありません。
いや、それは言い過ぎか。
これでご飯を食べ続けていくことを目指しているけれど、それは理念ではない。
それは最低限果たすべきことです。
素晴らしいルアーを作って、魚が釣れてハッピーな人が世の中にちょっとでも増えれば、というのももちろんあります。
でもそれはわざわざ掲げるほどのものでしょうか。
射程が近すぎやしないか。

あれこれ考えているうちに、ちょっと前に西根さんがブログで書かれていたことに思い当りました。

それは、送られてきた釣果写真についての話です。
釣れた魚の写真を撮る時には、魚を濡れた草の上に置くとダメージが少ないので、皆さんも心掛けてもらえると嬉しいというような内容でした。
ただそれだけの話です。

でも、これを書くのって凄く勇気がいることだと思うんですよ。
少なくとも私にとってはそうです。
と言うのも、魚が釣れて喜んでいるユーザーさんに「魚を丁寧に扱って下さいね」と伝えるのは、喜びに水を差すことになりかねないと感じるからです。
しかも自分が釣りを始めた頃を思い返すと、ひどい魚の扱いをしていたなと思い当たる部分もあるのです。
さらにどういう風に魚を扱えばダメージが少ないかという、科学的な根拠はなかなか見つけられません。

海ルアーのK-TENで有名な二宮さんの著書「本のK-TEN」の中では、魚体に触る事のダメージの大きさについての記述がありました(P215~)。

「ヒラスズキの生態を知るために、仲間や専門の研究者と共に、魚の捕獲から始まった。準備に数年かけ、方々で釣った魚を無傷で研究所の水槽に移した。
ところが、安心したのもつかの間。傷ひとつない魚体に翌日から数日後に、捕獲時に触った手の跡が浮かび上がり、日にちがたつにつれウロコがとれ、血がにじみ、やがて一ヶ月もすると皮まで溶けて無残な状態になってしまった。生態研究以前の問題である。
また、腹部分を持ったり、押さえたりした魚体は当日元気でも、その後急速に弱る。解剖すると内臓に出血が見られた。」


これを読んだら、今の自分の魚の扱いにもまだずいぶん改善の余地がありそうです。
そう考えると、私が「魚をコンクリートの上に置かないで下さい」と声を上げるのは放漫なんじゃないかと感じてしまうのです。

たぶん(たぶんですが)、似たような葛藤が西根さんにもあるんじゃないかと想像します。
けれど批判されたり、ユーザーさんをがっかりさせたりする可能性を引き受けてでも「魚を大事にしよう」というメッセージをまず発信する。

そういう態度は、自分のルアー作りを通じて「良い釣人」を増やしていくぞ、というような根底に流れる意思がないと、インターネットネットに上がる前に自分自身に潰されてしまう言葉だと思います。
それはルアーを売る上では余計な一言になりかねないから。

それと引き換えにしてでも伝えたい事。
恐らくそこに理念があります。

2011/05/18 (Wed) カムバック
関東トリップから無事に帰りつき、キングマーマーの製作を始めました。
毎度関東ではバタバタと慌しく過ごしますが、今回はいつもにも増してとても濃ゆかったです。

初日は痴虫の松本さんと行動。
一緒に田窪恭治さんの展覧会が開かれている東京都現代美術館へ行きました。
松本さんは東京芸大に行かれていたという事で、その筋ではまごうことなきエリートです。
その事はもちろん知っていました。
でもその凄さを垣間見たのは初めてでした。

この日は田窪さんが公開製作をされていました。
こんぴらさんにある白書院をそのまま再現されていて、椿の襖絵をオイルパステルで描かれていました。
書院の部屋は3つに分かれていて、全体像を見通すのは難しかったんですが、松本さんは一見して「正面の椿はぜんぶ繋がってるね~」とのご指摘。
その直後に田窪さんが、仕切りとなっている襖を開いて「正面は繋がってるんですよ」という解説をなさいました。
おおお、ほんとだ!
他にも襖絵は椿の赤い花から描き始めてバランスを取っているんじゃないかとか、指摘する事の一つひとつが完全に作る側からのご意見でした。
そんな人と美術館に行った事がなかったので吃驚。

と言うか、美術館に入る時に私が、
「松本さんはここの美術館は初めてですか?」
と尋ねたらすかさず突っ込まれました。

「なに言ってんねん、仕事で来てたっちゅうねん」
あ゛、それは失礼致しました。

帰りにスーパーブッシュさんに立ち寄り、前から欲しかったノースクラフトさんのオグルを購入して、その日は痴虫邸に宿泊。
寝る前に松本さんがやられているネットラジオにお邪魔させていただきました。
よかったらこちらから聞いてみて下さい。

http://chimushi.seesaa.net/

にしても、なんで私の話はこんなに解りづらいんでしょうね。
今回の録音をちょっと聞いてみて、残念というよりは不思議な気持ちになりました。
これはちょっと研究してみなければなりません。

あるいは「ちょっと研究してみなきゃ」という風に考える事自体が、話を解りづらくさせているのでしょうか。
謎。

2011/05/06 (Fri) 見たことないルアーの作り方
ここのところ体調不良です。
喉の毒素がじんわり全身に広がったようで、図らずもGWはお休みする事になりました。
昨日は、NLWのなべさんとひでさんと釣りにご一緒させていただく予定だったのに。
涙。
おとなしくしていたので、今朝方にはだいぶん回復しました。

西根さんにアトムをご紹介いただきました!
http://beatour.exblog.jp/13496528/

こんなに丁寧に一つ一つの特徴にライトを照らして頂けるなんて、感謝を通り越して恐縮です。
ゴロゴロ本を読んでる場合じゃないです(爆

ご指摘いただいたとおり、アトムは枯れた菱やウィードを拾いづらいルアーです。
これには、立ち気味のスイム姿勢が一役かっています。
スイム姿勢が立ち気味という事は、ルアーの鼻先からラインアイまでが、ボトムに対して垂直に近いという事です。
つまり、垂直のリップのウィードレス効果と似たような機能があるんです。
しかも、リップのような付け根が無いので、つまりウィードが食い込んでしまう場所が一ヶ所少ないので、ルアーのアクションが死に難くなります。

もう一つの秘密は「潜行角度が浅い」点です。
例えば水深1メーターを狙うためのシャロークランクでさえ、水深50センチのボトムに対しては強く当たるケースが少なくありません。
強くボトムに当たると、それだけ底の堆積物を拾ってしまいます。

となるとウェイクベイトやSSRのクランクベイトを使いたくなります。
この手のルアーは潜行角度が浅く、ボトムに触れることはほとんどありません。
しかしご存知の通り、ほぼ全てのウェイクベイトはフローティングです。
これは「巻き続けないと水中に止どまれない」という事を意味します。

ボトムには届いて欲しいけれど、ルアーは浮いて欲しくない。
ある意味、アトムはこのジレンマから生まれました。
潜行角度が浅いアトムは、シャローにおけるボトムタッチが軽いので、ウィードを拾いづらいんです。

こういう風に書くと、いかにも「必要なルアーをイメージ通りに作った」様に見えますよね。
でも話は逆です。

まず使えそうなルアーが出来上がります。
よく飛ぶとか、変な動きをするとか、使える可能性がありそうなルアーの事です。
アトムの場合は「小粒なルアーなのに、浮力が低いのに、めちゃくちゃ強いアクションが出るなぁ」という印象でした

そういう変なルアーが「どういう釣り場の条件に一致するか」を探した結果、「バスがシャローに居るにもかかわらず、アグレッシブではなくルアーを選ぶ状況」で効くことが分かった。
こういう順序でアトムは完成に至りました。

このような作り方をするには理由があります。
特定のバスの状況にあわせてルアーを作るということは「もうすでにその魚のことを知っている」という事です。
できることなら、私は今まで出会えなかった魚に出会いたい。
そのためには「まず」変なルアーを作ってみるしかないんです。

2011/05/01 (Sun) 美術への目覚め
出荷を終えて気が抜けたのか喉をやられました。
嚥下するたびに絞めつけるような痛みが。
あいたたた。
喉ぬーるスプレーすら効きません。
ま、その他はたいへん快調です。

しばらく休んで釣りに行きまくりたいところですが、今月も製作に入ります。
でもその前にちょいと関東出張してきます。
9日の夜に千葉は柏のOPA!さんにお邪魔する予定なので(まだお店に伝えてないんですが)、お暇な方はぜひ遊んでやって下さいまし。

5月8日まで東京都現代美術館で開かれている田窪恭治展にも行きます。

田窪恭治さんを知ったのは「たくさんのふしぎ」という福音館の子供向け絵本雑誌でした。
たまたま机の上にあったそれを、たまたま手に取り、めくっていたら事件がおきたんです。

香川県に金刀比羅宮というお宮があります。
全国的に知られた場所なのかどうか分かりませんが、岡山からは海を挟んでお向かいさんなので、この辺の人なら誰でも知っている大きなお宮です。
俗に「こんぴらさん」と呼ばれます。

その「こんぴらさん」が最初のページで出てきました。
へー、なになに。
田窪さんと、こんぴらさんの宮司の息子さん(琴陵さん)は高校の同級生だったそうです。
琴陵さんはお宮に伝わる美術品を、絵が好きだという田窪さんに見せてあげました。
そこで田窪さんは、伊藤若冲の絵に出会います。
それは、ふすまや壁一面に描かれた種々の花の絵でした。
「タクボさんはいつの間にか、座っていた畳の上から身も心もふわふわと浮き上がり、花とともに宙をさまよっていました」(5p)
それが、美術を志す原体験になったそうです。

美術大学に進んだ田窪さんが、いわゆる現代アートを色々と試みる話でページは続きます。
便器の作品で有名なデュシャンに影響を受けたんですって。

それから「りんごの礼拝堂」の話が始まりました。
「りんごの礼拝堂」とは田窪さんがフランスの田舎で修復を手がけた、古い礼拝堂のことです。
半ば廃墟と化していた礼拝堂をの修復を手がけるにあたって、困難がいくつもありました。
修復のプロジェクトを訝しがる地元の人との話し合い。
元の礼拝堂のイメージを壊さずに、新しくよみがえらせるためのアイディア。
透明の色ガラスを使った屋根瓦。
材料に掛かる関税のこと。

8年かけて一つ一つの問題をクリアした田窪さんの最後の仕事は、
「内部の壁に絵を描くこと」でした。

礼拝堂があるフランスのサン・マルタン・ド・ミュー村には、りんごの樹がたくさん生えています。
人の絵を描いたり、幾何学模様を描いたり、習作の段階では色々な絵を描きました。
しかし最終的にりんごの樹を壁に描きました。
そうして無事に礼拝堂の仕事は完成しました。

と言うところで話が終わりました。
きれいな建物だし、わくわくするストーリーだったからいつか行って見たいなぁ。
なんて思いながら、何気なくめくった最後のページ。
そこで私の身体は固まりました。

りんごの樹が描かれた壁が、そこにありました。

絵の良し悪しって、めちゃくちゃ分り辛いじゃないですか。
ピカソが素晴らしいといわれても「はぁ」としか言い様がないときもあるし、モナリザって確かにきれいだけど、他の肖像画とそんなに違うのか、とか。
素人の私は思ってしまいます。

でも良いか悪いかを飛び越えて、一瞬で人を釘付けにしてしまう絵があることを、その時初めて知りました。
しかも実物を見たわけでもないのに。

つまり美術を、正面から襟を正して見るきっかけになったのが、田窪恭二さんなんです。
我がヒーローの展覧会に行かない訳にはいかないじゃないですか。
どきどき。

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