2011/02/25 (Fri) 出荷のご案内  痴虫邸より
本日(24日)、無事にアトムを送り出しました。
今回は、

ポパイSW郡山店さん
プロショップオオツカ川越水上公園店さん(移転オープン!おめでとうございます)
オーパさん
ヘッドハンターズさん
スーパーブッシュさん
ルアーショップおおのさん
ファインルアーズさん
バスショップナイルさん

以上の店舗への納品となります。

アトムリリースにあたっていくつかの注意点を。
HPにも書きましたが、アトムはスロースピードでの扱いに軸足を置いています。
このためファストリトリーブには向きません。軌道がそれてしまいます。

このセッテイングについては、少なからぬ葛藤がありました。
そもそもこの製品版のアトムの開発にのめり込んだのは、11月の西根さんとの釣行がきっかけでした。
あのあと、火が点いたように思いつく限りのモデルを試作したんです。
年の瀬には20パターンになりました。

その内の一つに、きわめて直進性に優れたモデルがありました。
小さいルアーと言うのは基本的にバランスがとり難く、スローからファストまで安定して泳ぎきるモノは少ないです。
そういう点から見て、このモデルはかなり魅力的でした。

では、西根さんと一緒に釣りをしたときのモデルはと言うと。
これがですね、ただ巻きしていると微妙に軌道が揺れるんですよ。
本田圭佑の無回転シュートのごとく。
凪いだ水面で見ると、かなりスローなスピードでもルアーの頭の向きが微妙に変わっているのが確認出来ると思います。

この揺れが効く。
と言いたい所ですが、こればかリは何とも言えません。
現に、先に挙げた直進安定性に優れたモデルでも魚は掛けました。
が、トータルで見るとこのモデルが最も釣果が出ています。

不規則に動くルアーを安定して作るのは、ハンドメイドビルダーにとってなかなか困難な要求です。
少なくとも私にとっては。
どちらも釣れるのであれば、安定して動く方を選びたい。
そう一瞬よぎったのも確かです。

しかし。
やっぱり結果最優先です。
何のために現場に足を運ぶんだよ。
安定して動くルアーを投げたいんじゃなくて、俺は魚が釣りたい。

そういういきさつで、今回は軌道が揺れるモデルを制作しました。

次はフックについて。
これもどれを付けるか1月半ばまで迷いました。

パッと見てかなり大きなフックだなと思われた方もいらっしゃるかと思います。
確かにボデイサイズに比してデカイです。

元々はもう少しシャンクの短いSD−36の#2も使っていたのですが、これまた西根さんと釣っていたときのモデルに、たまたま今回採用した針が付いていて、その後のテストでは全部この針で通していました。
現時点で一番魚を掛けており、安心して使えると言う訳です。

でも針の精度があんまりよろしくないので(フックポイントとか形状が結構ランダム、涙)、今後の釣況次第ではカルティバに変更するかもしれません。
フックポジションについても涙無しには語れないお話がありますが、これは以前のブログにも書いたので割愛。
(その記事がどこにいったか見つけられたなかったので、興味のある人は探してみて下さい。昨年の夏の記事だと思います)

最後にサスペンドについて。
今回は15℃の水温でサスペンド調整をしました。
このルアーが威力を発揮するなら15℃前後だろうと踏んでのセッティングです。
かなり浅い所に乗っかっているのに食いが渋い、みたいな状況を妄想しています。

ただ、どうしてもバラツキがあります。
板鉛やフローテリングボードを使えば調整可能な範囲なのでご勘弁ください。

ただ、念のために言っておくとジャストサスペンドにしなくちゃ行けない訳ではありません。
これを読んでいる(かなりのオタク層と推察される)人には説明不要かと思われますが、特に巻いて釣る時には、狙いたい水深をキープし易いウェイトに調整するのが王道です。

今思いつく限りではこんな所です。
また何か思いついたら書き足します。


今晩は痴虫邸よりお届けいたしました。
明日は(あ今日か)一緒に檜原湖でアイスフィッシングです。
2月の溜まった澱をぶっとばしてきます。
釣るぞー!



追伸’
コメントを下さっている皆様、ありがとうございます。
弱った時に励まさまれす。
帰ったらまたお返事しますので、もうちょっと待ってやって下さい。
明日は目一杯楽しんできます!

2011/02/20 (Sun) アトム リリースまでカウントダウン!
毎度のことながら、すっぽかしてしまいごめんなさい。

アトムの紹介ページをHPにアップしたので、チェックしてやって下さい!
http://rokudokubu.com/atom.html

取り急ぎご連絡もうしあげます。

2011/02/06 (Sun) どぷんの日
ここ3日間は「どぷんの日」でした。

P2062460.jpg

一般には「ドブ漬け」と呼ばれる下地コーティングを、わざわざ「どぷんの日」と呼び直すには訳があります。
一つは「ドブヅケ」と言うと濁音が多いからです。
濁音が多いと、なんかトゲトゲするじゃないですか。
凄まじいシンナー臭と「ドブヅケ」という語感がセットになると、私は最強の敵を前にしたような気分になっちゃうのですよ。

仕事前から戦意喪失は避けたい。
と言う訳で、名前だけでもかわいくしようと思って「どぷんの日」に改名しました。

こういう話をすると、「シンナーの臭いって、私は嫌いじゃないですよ」とにこやかに応接する諸氏がいらっしゃいます。

あのですね、一回のコーティングには2時間ほどかかる訳ですよ。
やっとそれが終わって、20分ほど自転車をこいで家に着きました。
という時に、服からシンナーの臭気が漂ってきたら、なんか空恐ろしい気分になる訳ですよ。
何か知らんけどまとわりつくのですね。
タバコの臭いみたいに。

しかし「ドブ漬け」を「どぷん」に変えるだけであら不思議、暗欝とした身体がヤッホーな感じになるではありませんか!

言葉の効果は本当に面白いです。
「釣女」なるものが今年流行るといわれているそうですが、私は絶対に無いと思います。
だって「ちょうじょ」って全然かわいくないんだもん。

「わたし、釣りするんです」
「へぇ~、君って釣女なんだ~」

と言うよりは

「わたし、釣りするんです」
「へぇ~、君って釣り子なんだ~」

と私は言いたい。
女の子は可愛くあってほしいじゃないですか。
「つり子」と言うと、宮崎あおいみたいな元気で大人しい女の子が釣りをする姿が浮かび上がってきません?
でも「釣女」なる言葉に、私はその喚起力を感じないのです。
だから「釣女」は流行らないと思います。


ごめん、くだらない話で。

2011/02/03 (Thu) 鉛を鋳込んで西根さんを思い出す
なぜか同じ曲が頭の中をぐるぐるする時があります。
ありますよね?

小さいころ、NHKの「みんなのうた」でメトロポリタンミュージアムという曲をよく聞きました。
大貫妙子さんの名曲です。
少し前にラジオから流れてきたせいで、今朝はこの曲が耳から離れません。

タイムトラベルは楽し メトロポリタンミュージアム♪

鉛を鋳込みながら歌うにはちとシュールな選曲でした。
そう、今日は鉛を成型して、ボディに埋め込むお仕事をしておったのです。

P2032462.jpg

改めて画像を見ると、なんかめちゃくちゃ小規模ですね。笑。
地道な作業です。

鉛は、同じ型に流し込んでも重さが適度にばらつくので、ボディ(バルサ材)のバラつきとの組み合わせで上手い具合にバランスが取れます。

カナダで西根さんにお世話になった時に、鉛の成型を見せて頂きました。
発泡樹脂の場合はボディの比重が均一なぶん、鉛のバラつきはご法度です。
でも、成型時の微妙なバラつきはどうしようもないとの事でした。
では西根さんはどうするのか。

成型後の作業に、私は西根さんのストイックさを見ました。
1ロット、ん百個のルアーに仕込む鉛の重さを一個一個量り、重すぎるモノにはヤスリを掛けて適正ウェイトに持っていくんです。
重すぎると言ったって、コンマ1グラムとかの世界ですよ。
日本製のABS樹脂で出来たルアーだって、塗装ムラでコンマ数グラムのバラつきなんてザラです。

理想のバランスを忠実に再現すべく、そのコンマ一グラムをおろそかにしない。
そういう仕事を目の当たりにして身が引き締まりました。

そんな事を思い出しながら西根さんのブログをチェックしたら、なんとトゥルータングステン社が倒産してしまったそうですね。
http://beatour.exblog.jp/12806220/

ハンドメイドでルアーを作って、それで生計を立てるというのは本当に難しい事です。
と言うか、ほぼ無理です。
短期的には不可能ではありませんが、10年続く方が稀です。
やってみて身に沁みました。

そのせいか、私にはニシネルアーワークスの存在がけれん無しに奇跡に思えてしょうがありません。
リアルタイムでニシネルアーワークスのルアーを使えるこの時代は、ホント幸福です。
ほんとに。

2011/02/02 (Wed) アトム製作開始。
今日は暖かな日でした。
アトムの製作を始めた昨日は、予報が微妙に外れて日中も気温が上がりませんでした。
が、今日はぬくぬくです。
21時を回っても冷え込まないなんて春のよう、です。
そんな訳で今晩はスニーカー通勤。
軽くて良いすね。

ここ一週間ほどはアトムの最終調整にリキを入れていました。
色々作ってみたものの、結局は11月ごろに火を噴いたモデルとほぼ同じに落ち着きました。
製作前の景気づけに50アップを釣りたくて、初バスを釣った後も何度か(何度も)釣り場に行きましたが、ざんねんながら50アップに届かず。
と言うか、一匹も釣れませんでした。涙。
水温が5度を切ったらアトムを投げるべからず、という教訓は得られたのでヨシとしましょう。

P2022459.jpg

オーパのリョウニンくんからブリームという色が釣れる!と何度も聞いたせいで、感化されて塗ってみました。
話によると、ワームカラーであるグリーンパンプキンが元となっている色だそうです。
久々にグリッターもまぶしてみたら、なかなか良い色じゃありませんか。
今回のラインナップに加えてみるつもりです。

さー作るでー!

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