2010/10/30 (Sat) king murr murr [DIVE] 出荷しました。
キングマーマー・ダイヴを送りだしました。

今回はファインルアーズさん、オーパさん、ナイルさん、ヘッドハンターズさん、スーパーブッシュさんへの出荷となります。
なおプロショップオオツカさんへの出荷は数日後になりますので、こちらでお求めの方は今しばらくお待ち下さいませ。

本日出荷分は明日(31日)の到着を予定しておりますので、何卒よろしくお願いします。

PA102217.jpg

初回カラーは以上の4色です。
カラーの事はいまだよく分からない事だらけです。
しかし、それでも実績を重ねてきた色があります。
ルアーを作り始めてから私が釣ってきたカラーのトップスリーである bbc dso lamegill に加えて、最近の急上昇株であるcssを塗りました。


取り急ぎ出荷のご案内でした。
これからダイヴの解説を書きます。
急げワシ。

2010/10/28 (Thu) 文系アングラーの意地
まだ宙ぶらりんなのですけれど、ルアーの使い分けについての基本的な考え方をHPに書いたので、こちらにも転載しておきます。

釣り場でルアーを選ぶ時、あなたは何を基準に使い分けているでしょうか?
ルアーの大きさでしょうか?シェイプでしょうか?
それともアクションでしょうか?色でしょうか?

雑誌などのメディアを見ていると「アピールが強い、弱い」でルアーをカテゴライズし、使い分けるのが当世のスタンダードなルアー選択のようです。

しかし、このルアー選択の方法は、ある前提に立たないと成り立ちません。

その前提とは「魚の居場所が特定できている事」です。
狭い野池や通い慣れた釣り場なら、魚の居場所は何となく分かります。
そういう時は「アピールが強い・弱い」でルアーを使い分けるところから始めれば、様々な展開を楽しめるでしょう。
ただ魚の居場所がよく分からない状態では、「アピールが強い・弱い」を試すよりも先に、やらなければならない事があります。

まず魚を探す事。
これが魚釣りの基本にして王道です。
では、魚を探す時に何を重要視するのか。

私はここ5年ほど、クランクベイトばかりを投げてきました。
その結果、釣り場について一匹目を釣るまでは、つまり魚がどこに居るのかを見つける段階では「スピードとレンジ(水深)の違い」が最も優先順位の高い「ルアー選択の基準」になりました。

平たく言えば、
同じ水深でワイドウォブルとタイトウィグルのルアーをローテーションするよりも、同じ水深で「ゆっくり巻くか、速く巻くか」を使い分けた方が、魚を見つけるのが早いという事です。

同じ水深でワイドウォブルとタイトウィグルのルアーをローテーションするよりも、同じアクションの1メートルダイバーと2メートルダイバーを使い分けた方が魚を見つけるのが早いという事です。

“どのレンジを、どのスピードで釣るか”

六度九分のルアー釣りのベースとなる考え方は「どのレンジを、どのスピードで釣るか」に集約されます。
言い換えれば、ルアーのアクションやカラーについては、魚を見つけた次の段階で考えるファクターと言えます。

では具体的に「スピードとレンジで使い分ける」とはどういう事でしょうか。
スピードについては、まずトップウォーターの釣りで考えてみます。

トップウォーターでスピードが「遅い」ルアーの代表と言えば虫系のルアーです。
虫系と呼ばれるルアーは、一ヶ所でシェイクし続けたり、ロングステイさせたりして魚を誘います。
またビッグベイトも、ステイやワンアクションといった、ゆっくりした動作で誘う事が多いため「遅いルアー」と言えます。

ここで誤解して欲しくないのですが、「遅いルアー」とはジャンルのことではありません。
そうではなく「ルアーを扱うスピード」の事です。
例えば同じペンシルベイトを使っていても、連続して首を振らせ続ければ移動するスピードは速くなります。 逆にポーズを長く取って時々首を振らせるように使えば、同じ距離を移動するのに掛かる時間は長くなり、必然的にルアーが移動するスピードは遅くなります。

しかし、先の話と矛盾するようですが、ルアーのジャンルによって適したスピードが異なるのも事実です。
例に出したペンシルベイトは扱えるスピードの幅が広いルアーですが、こういうルアーは実は稀です。
特にクランクベイトなどの「ただ巻き」で扱うルアーは、適正スピードの幅が狭いのが特徴です。
そしてその適正スピードは、ルアーのアクションと密接な関係にあります。

今月号のバサー(2010.12月号)にケビンバンダムがディープクランクを「速く巻く」という記事がありました。
ここでは、以前から主流であった「アクションが強い」ディープクランクは「ゆっくり巻く」事に向いているとあります。
しかしケビンバンダムは、あえて「アクションの弱い」ディープクランクを使うことで「速く巻く」釣りを実現させ、それが新しい点だとありました。

ここから読み取れるのは、アクションの強弱によってルアーを扱うスピードの範囲が変わると言う事実です。
このケースにおいてケビンバンダムは、ルアーをアクションで使い分けていると言うよりも、スピードで使い分けていると言ったほうが正確でしょう。

この記事からもう一つ読み取れるのは、巻き抵抗の大きなルアーは「ゆっくり扱う」ことに向き、巻き抵抗の小さなルアーは「速く扱う」ことに向いていると言う事です。

原則的にアクションの強いルアーは巻き抵抗が大きく、アクションの弱いルアーは巻き抵抗が小さくなります。
つまりアクションを変えているつもりでルアーを交換しても、気付かないうちにスピードも変化しているという分けです。

アクションとスピードが切り離して語ることのできない関係だということは、以上でご理解いただけたと思います。

私は先の文章にこう書きました。
平たく言えば、同じ水深でワイドウォブルとタイトウィグルのルアーをローテーションするよりも、同じ水深で「ゆっくり巻くか、速く巻くか」を使い分けた方が、魚を見つけるのが早いという事です。
この2項がほとんど同じことを言っているのは、もうお分かりだと思います。

ではなぜ、わざわざ言い直したのか。
それは、
「ルアーのスピードを変える事で、結果的にアクションが変わった」
という順序で捉えた方が、ルアーローテーションに曖昧さがなくなるからです。



ここからもう一歩踏み込んだ話を書くつもりなんですけど、時間が。。。
そもそもなんでこういう事を書いたかというと、ルアーと言えばアクションの話しばかりで、大事なところがすっぽり抜け落ちている人が少なくないと感じるからです。
と言うか私がそうだったんですよ。
何でそうなったのかを考えてみましょう。

ある種の強い発信力や影響力を持つメディアというのは、その道の「名人」を中心に回っていきます。
そりゃそうですよね。
素人の話なんか、わざわざ誰も聞こうとは思いません。
つまりメディアから発信される情報というのは、名人達のあいだで「今」一番熱いトピックが取り上げられる傾向が非常に強いわけです。
当然メディアはそのカウンターとして、初心者向けの記事も用意します。

問題はそれを「誰が書くか」という事です。
名人という存在は、初心者向けの基礎的な記事にはあまり本気でタッチしません。
んなこたぁ、当ったり前だ!と済ませるきらいがあります。

つまり「名人ではないが、初心者でもない」人が初心者に向けて情報を発信するわけです。
しかしこの「名人ではないが、初心者でもない」人の多くは名人から情報を仕入れます。
つまり「んなこたぁ、当ったり前だ!」と基礎的な部分をすっ飛ばした情報を複数抱えている人が記事を作るわけですから「基礎がすっ飛ばされたままの情報を加工して」初心者に発信される自体が常態化しているのではないかと考えられます。

こういう土壌のうえに、アクションばかりを気にする私がいたような気がします。
10年前の私に言いたいです。
「いやいやユキトモ君、ルアーはレンジとスピードやで」

2010/10/27 (Wed) 年末にかけての告知
11月6,7日のバサーオールスタークラシック@霞ヶ浦に、ことしもインディーズルアーブランド集団「」が出店します。

allstar2010_title.jpg

今回はカナダから西根さんが参加されるとの事で、かなり浮き足立ってます、私。
ルアーを削る実演もあるそうです。
実際に西根さんの手業を見た者として断言しますが、この実演を見るためだけでも来場する価値があります。

六度九分は、キングマーマーDIVEのオールスターカラーを出します。
淡い世界を、小刻みなビートで叩いた色になりました。
抽象的すね。
もうちょっとで具体的な写真をアップいたしますので、しばしお待ちください。

それに加えて、従来ラインナップの塗装のB品があるので、それらも持っていきます。
普段より1000円引きです。
この機会にぜひ。

あっ、そうそう。
江戸物・石名さん発案の塊どら焼きもブースで販売されます。

2010102223190000.jpg

なんかお祭りっぽくて良いですね。
来れ甘党。


最後にもう一つイベントのご案内。
12月5日(日曜日)にJFLCCのイベントが名古屋のダイヤモンドホールであります。
こちらも「塊」として出店を予定しておりますので、お近くの方はぜひ遊びに来て下さいね~!

2010/10/22 (Fri) キングマーマーとマーマーの使い分けについて
今月は製作に集中していて、やっと釣りに行けたのが13日の水曜日。
地元ユーザーのカワサキさんと高梁川に出船して来ました。

PA132249.jpg

インジャードミンダ、という普通じゃないルアーを持参している時点で只モノじゃありません。
その昔にバリバスが出していた野菜ルアーなどがボックスに詰まっていながら、話を聞くと50アップもバカスカ釣っているという謎の釣り師でした。

朝からキングマーマーで流していくものの、さすがに夏とは違って反応がほぼ皆無。
そりゃそうだな。
朝は寒いし。
岸際にオイカワは見えるから、とりあえずちょい浅め狙いに変更しよう。
そう思ってルアーをマーマーにチェンジしたところ、数投でナイスフィッシュがバイト!
ふほほー!

Image9491.jpg


キングマーマーとマーマーをどう使い分けるのか、この夏はそういう質問メールがたびたびありました。
「サイズを小さくして、アタリが増えるようにという事ですよね」
こういう風に書き添えられることもあります。

こういうメールからは「ルアーのサイズを落とす」=「アタリを増やす」という信憑が未だに根強い事が窺えます。

この等式は、半分はアタリですが半分はハズレです。
「アタリを増やす」とはつまり「小さい魚も狙う」事を意味する訳ですが、バス釣りを初めて十数年も経つと、わざわざ小さい魚を狙う事は稀です。
私だって人並みに大きい魚を釣りたいのですよ。
しかもキングマーマー81mmからマーマー68mmへのサイズダウンくらいでは、シルエットによる劇的なアタリの増加は見込めません、経験上。
ではなぜルアーのサイズを下げたのか。

一つはルアーが泳ぐレンジを浅くしたかったからです。
これは意外に語られることの少ない事実ですが、ルアーは原則的に小さくなればなるほど潜らなくなります。
逆に言えば、大きいルアーほどよく潜ります。
だって想像して下さいよ。
ルアーが小さければ小さいほど、リップを含めたボディの表面積は小さくなります。
つまり水の抵抗を受ける面積が小さい訳ですから、潜ろうとする力が大きいボディと比較して小さくなるのは自明の事です。
ディープクランクのボディが必ずと言っていいほど大きいのは「ルアーの表面積を大きく取らないと潜ってくれない」というのが理由の一つだったりするんです。

私がキングマーマーからマーマーにシフトしたもう一つの理由はスピードを早くしたかったからです。

最近の鈴木美津男さんのコラムでスモールクランクを早巻きするという記事がありました。
なぜスモールクランクを選ぶのかという点について、鈴木さんはあまり詳しく解説されていませんが、皆さんはどう考えますか?
たぶん「小さいシルエットで口を使わせやすくする」というのが普通の答えではないでしょうか。
が、もう一歩踏み込んで考えてみると、物理的にスモールクランクでなければならない理由が浮かんできます。
それは「巻き抵抗」の問題です。
大きいルアー、特に大きいクランクベイトを早く巻くのは、無理とは言いませんが、巻き抵抗が強くてなかなか骨の折れる作業です。
このことから、ファストスピードでのルアー操作、速いスピード域におけるスピードの微調整はスモールクランクに分がある事をご理解いただけると思います。
さらには、ここにラインテンションの問題が一枚噛んでくると思われます。
しかしそれはまた別の話。


先日の高梁川で、私はキングマーマーよりも「レンジを浅く、スピードを速く」したかったので、マーマーに結び変えたという訳です。
決して「シルエットを小さくしてアタリが増えるように」という訳ではありません。


ルアーの大きさが変わる事によって「他に変わったことは何か?」
サイズ違いのルアーを「サイズ」という視点以外から比べてみると、まったく別のルアーだった!という事があったりするんです。
メモっておいて下さい、ぜひ。

2010/10/04 (Mon) ダイヴ・作り始めました。
キングマーマー・ダイヴの製作を始めました。

PA012201.jpg

ダイヴで釣った魚はトータルで40匹を超え、なかなかの仕上がりです。
今の私だと、だいたい10匹を釣ったあたりでルアーの癖が見えてきます。
正確に言えば10匹が食いついてきた時点で、でしょうか。
針への掛かり具合やバラシの多寡、魚の大きさやどういう場所で喰いついてきたか。
そういう傾向を見るには10匹くらいの反応が目安になります。

以前読んだ「フライの雑誌」という季刊のフライ雑誌に「どこまでが“釣り”だと思う?」という文章がありました。

とある高名な渓流釣師が「どこまでが“釣り”だと思う?」と筆者に聞きました。
禅問答的な問いだな、と解釈した筆者は少し間を置いてこう答えます。
「魚のクチに針が掛かった瞬間までだね」
すると渓流釣師はおお~!という雄たけびとともに、
「今まで何百人かに同じ質問をしてきたけど初めてだよ“正解”を答えたのは――」
笑顔でそう言いました。

それが唯一正解と言うつもりはないと前置きしつつ、少なくとも「ランディングするまで」と言った当たり前の答えよりは、機微やエスプリに富み、そのための含蓄を感じさせる答えだったんじゃないか、と筆者は振り返ります。

これを読んで私には思い当たる事がありました。
あまり深い考えがあって、と言うわけではなく、去年あたりまでの私は「魚の口に針が掛かった瞬間」で満足こそしないものの、「魚を騙せた」という点で納得するようになっていました。
つまりランディング出来なくても、まいいか、と。

もうバス釣りを始めて15年近くになるので“中だるみ期間”だったのかもしれません。
しかしですね、道具屋としてそれはまずい。
誰と釣りに行ってもそうですが、魚を掛けてから手で掴むまでの時間というのは緊迫感に満ちています。
例外はなし。
魚を手で掴んだ瞬間にだけ、満腔の安堵と破顔一笑が訪れます。
魚をどれだけ手元に寄せても、最後に手で掴めなければこの時間にはありつけません。

その重要さを道具屋として再認してからは、自然と「無事にランディングできるパーセンテージはいかほどか」という点も見据えたモノ作りをするようになりました。

キングマーマー・ダイヴは、その辺りもバッチリです。
バスが再び深場に落ち始めるタイミングでお届けできると思います。

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